Double + Cross -The 2nd ed.- 「時渡る剣」

*このセッションは平安ステージ「さざめく海」の後日譚です。

自己紹介/Opening/Middle/Climax-1/Climax-2/Ending/After Play/Another
-Handout-

 PC1
 推奨キャラクター:津嶋皓
 シナリオロイス:梧桐真樹乃丞の佩刀(何)

 君は春休みを利用して瀬戸内海に浮かぶ葦日島(あしひしま)という小島へとやってきていた。
 それというのも、師の一人である所の船橋清十郎に頼まれたからだ。
 毎年この時期に船橋の本家で恒例の一門総手合わせがあるのだが、代理でそれに出て欲しいということだった。
 そんな経緯で船橋本家の道場へ入った君の目を引いたのは、そこに飾られていた一振りの刀だった。


 PC2
 推奨キャラクター:鳥越劉斗
 シナリオロイス:“氷柱折” 霧生 壬午(きりゅう じんご)

 梧桐文書という書物がある。平安時代中期に記されたその書物は、その内容故に闇から闇へと伝えられてきた。
 今回の君の任務はその書物の真偽を確かめること。
 すなわち、古代からその島に封じ続けられているというオーヴァードの存在を確かめ、その調査を行うことである。
 だがその島へと目を付けていたのは各務だけではなかった。
 島を訪れて早々に受けたFHの襲撃。その一団を率いている男の名は霧生壬午と言った。


 PC3
 推奨キャラクター:ドSのどっちか
 シナリオロイス:水蛭子(ひるこ)

 春である。
 春といえばお彼岸である。
 お彼岸といえば墓参りである。
 穏やかな春の日差しの中で、ゆっくりと休暇を楽しめるはずであった。
 実家の縁側でぼたもち食っている時にあいつがやってくるまでは。


 PC4
 推奨キャラクター:久継駆穂
 シナリオロイス:水蛭子(ひるこ)

 それは出来の悪い昔話のような話だった。だが、それを巡ってFHと各務が動いている以上捨て置くことはできない。
 葦日島に封じられているものが何であるにせよ、それを彼らの手に渡すわけにはいかない。それがUGNの決定であった。
 君に下された任務はただ一つ。すなわち水蛭子の殲滅。
 任務への協力を要請するため、君は島にある旧家へと向かった。


自己紹介

 GM  んではPC1から順に自己紹介を。 ※1
 津嶋  はーい。

 津嶋  「おはよう。さて、今日も元気に行ってみようか!」
 津嶋  「船橋先生の代理、かぁ。緊張するけど……うん。折角の機会だし、色々学ばせてもらおう」
 津嶋  津嶋 皓。楽観主義者で、元気がとりえの高校2年生。
 津嶋  なんだか色々それなりの目に遭っていながら、あんまり気にした風もないお気楽君。
 津嶋  呼び名は“正位置の太陽(Sun of Arcana)”。ただ、自分がその様に呼ばれてる自覚とかはさほどない様子。
 津嶋  シンドロームはハヌマーン/サラマンダー Dロイス白兵伝承者
 津嶋  HP:28、IV:23/24、基本侵蝕率:33%。
 津嶋  PC間ロイスは、鳥越劉斗さんへ ■尊敬/隔意
 津嶋  「師匠達とは違った意味で、僕の強さの目標。……でも、根本的なところで、僕はきっと……この人には敵わない」
 津嶋  シナリオロイス・梧桐真樹乃丞の佩刀に。   ■好奇心/脅威
 津嶋  「剣を振るうものの端くれとして、やっぱりその輝きには憧れる。……でも、何故か触れてはいけない様な気もする」
 津嶋  以上で。よろしくお願いします。

 鳥越  「梧桐文書か…この名称を聞く度に思い浮かぶ顔があるが、其れはさておき」
 鳥越  「ご丁寧な歓待に感謝する。そうでなくてはやり甲斐がない」
 鳥越  UGN登録名:“烈火の仮面”鳥越 劉斗(とりごえ・りゅうと)
 鳥越  自ら協力者(イリーガル)となり、好き好んで戦いに身を投じる『好事家』。
 鳥越  各務グループ研究部門に所属。高収入・高学歴・高身長と三拍子揃った厭な奴。
 鳥越  ポーカーフェイスが誤解を招く元かもしれないが、本人は気にしていない。
 鳥越  シンドローム:ノイマン/サラマンダー、Dロイス:起源種所持
 鳥越  HP24、イニシアティブ:21〜、基本侵蝕率:30%
 鳥越  シナリオロイス:氷柱折” 霧生 壬午に対しての感情は後ほど。
 鳥越  PC間ロイス:“A.G” 梧桐 亜樹に、□好奇心/■食傷
 鳥越  「季節はもう変わったが、おでんの食い方はマスターしたか?」
 鳥越  以上です。よろしくお願いします。

 梧桐  「……何だ?私は現在休暇中だ。自首は受け付けんぞ」
 梧桐  「それ以外の用事であるなら、梧桐家の門を叩くがいい。身の安全は保証せんが、歓迎はしよう」
 梧桐  「……おい。何故そこで退く」
 梧桐  ……まあ、さておき。
 梧桐  黒巣市警察副署長、現在のんびり里帰り。
 梧桐  シンドロームはモルフェウス/オルクス、オルクス変異種。
 梧桐  シナリオロイスはOP終了後に。
 梧桐  PC間ロイスは久継駆穂に[■懐旧/□脅威]。
 梧桐  「……何処かで遭ったか?」
 梧桐  以上、よろしくお願いします。

 駆穂  「……やれやれ」
 駆穂  「”クツギ”と言うのはあいも変わらず──」
 駆穂  「死に魅入られていると思うしかないね。──緋蓮」
 駆穂  UGNに属するチルドレン。シンドロームはサラマンダー/ハヌマーン。
 駆穂  少女とも間違うような中性的な顔立ちの黒髪の少年。
 駆穂  賢者の石の力を使役出来る適合者たる蒼炎使いのオーヴァード。ブライメント。
 駆穂  感情を出さぬその表情に反して瞳に昏い憎悪の炎を宿す。
 駆穂  HP36、イニシアチブ31/32、基本侵蝕率40%。
 駆穂  シナリオロイス:水蛭子(ひるこ) [□連帯感 ■隔意]
 駆穂  →化物の化物たる者への。──同一と。隔たり。
 駆穂  PC間ロイス:津嶋 皓に[□懐旧 ■隔意]  
 駆穂  →”彼”とは違う己の鏡。本質たる”鏡
 駆穂  以上。宜しくお願い致します。


 GM  ではまー。平安の世の後日談にしばしお付き合いを。


-Opening Phase-

Scene01. 「眠る刀」
Scene Player “正位置の太陽” 津嶋 皓 (登場:不可)

 津嶋  登場 (33→43)
 津嶋  うは。
 GM  幸先いいな。(何)

 GM  瀬戸内海に浮かぶ小島、葦日島。君は船橋翁の頼みにより、船橋の本家があるというこの島を訪れていた。
 GM  名目は毎年恒例となっている船橋一門の総手合わせへの代理出場である。
 GM  体調が思わしくないという船橋翁のたっての頼みということで、結局断りきれなかった君は島唯一の船着場に立っているわけだが
 GM  「いやー、清十郎の爺さまから若い子が来るとは聞いてたけど。ここまで若いとは思わなかったわー」 目の前ではっはと能天気に笑う女性。
 GM  彼女の名前は船橋真帆(ふなばしまほ)。本人曰く、船橋家の現当主らしい。
 津嶋  「あ……どうもはじめまして」 いささかひきつつご挨拶ー。
 GM  「荷物はトランクねー。入れたら助手席乗ってー」 言いつつ自分は運転席へ。
 津嶋  「あ、はい」 頷きつつ、荷物を積んで。
 津嶋  「しばらくお世話になります、津嶋です。よろしくお願いします」 乗り込み、名乗る。
 GM  そして田舎の小島をぶるんたったと走る車。
 GM  「うちの家は元々剣術道場やってたらしいんだけど、この島じゃそうそう教える相手もいないっていうわけで、あちこちに出張で道場を作ってるのよ。清十郎の爺さまの道場もその一つね」
 GM  「で、大抵一人前になると家からおん出てどっかで道場開くのよ、うちの男どもは。なにせこんな小さな島でしょ、それが普通よね」
 津嶋  「そうなんですか」頷きつつも。
 GM  「最近外の企業が入ってきて、リゾートホテル作るとか言って山で工事してるけど。こんな島にそんなもの作ってもねー」 呆れたようにぶちぶち。
 津嶋  「で、真帆さんは……此方に残ってやはり道場を?」
 GM  「この前、うちの親父が持病の腰痛悪化させちゃってねー。急に引退宣言なんてしたもんだから、とりあえず逃げ遅れてここに残ってた私が名目上跡を継いでるってわけ」
 GM  ケラケラ笑う(何)
 津嶋  「そうなんですか」
 津嶋  「でも、リゾートホテル。……うーん」
 津嶋  「どうなんでしょうね、そういうの。やっぱり地元の人って、歓迎するのとそうでないのと分かれるものでしょうし」
 GM  「そーね。推進派と反対派で真っ二つって感じ。私としてはどっちでもいいんだけど。リゾート地になっても剣道やる人間が増えるわけでもなし」
 津嶋  「増えれば、真帆さんとしては歓迎なんですね」 あはは。と笑い。
 GM  「生憎仙人じゃないからね、霞食って生きていくわけにもいかないし」 そこが辛いとこなのよー、と付け加える。

 GM  などと絶え間なく続く世間話を聞きながら車に揺られることしばし。寂びた門構えの武家屋敷へと到着した。
 GM  「ほい到着ー。あ、荷物は運んでおくから先に道場入ってて。まだ誰もいないと思うけど。そこ右の建物ねー」
 GM  と、言うだけ言って。君の荷物をひょいと抱えて真帆は屋敷の中へ入ってしまった。
 津嶋  「あ、いいんですか……って」
 津嶋  応える前に取り残され。
 津嶋  「……行動的な人だなぁ」 苦笑しつつも、示された先へ。
 津嶋  道場の扉に手をかけ、取り敢えず中へ。
 GM  がたん。立て付けの悪い扉を開ける。
 GM  がらんとした板張りの空間。かなり古いようだが、掃除は行き届いている。
 津嶋  ほー。と感心。
 津嶋  「門生少ないっぽいこと言ってたけど……」
 GM  その奥。掛け軸と共に置かれた一振りの刀が目に付いた。
 津嶋  「立派だよなぁ……あれ……?」
 津嶋  ふと、それに目を。
 GM  刃渡りは四尺ほど。柄まで入れれば五尺にも及ぼうかという長大な刀剣。
 GM  静謐な道場にあって、それは禍々しいまでに強烈な存在感を放っていた。
 津嶋  一瞬息を呑み。――でも目線は逸らせずに。
 津嶋  失礼ながら、こんなところにこんなものがあるのが、いささか信じられない思いで。
 GM  「おー、そいつに目をつけるとはお目が高い」いつのまにか道場の入り口に立っていた真帆がそう声をかける。
 津嶋  「……って、わぁ!?」
 津嶋  いきなりの声に驚いて振り返る。
 GM  「って言っても、この道場に初めて入った人はまずそれに目を付けるけどね。目立つし」 すたすたと隣を歩いて刀の方へ。
 津嶋  「いや……ええ。本当に立派ですよね」
 津嶋  「ここの家長に伝えられた……ってやつですか、やっぱり?」
 GM  「一応うちの宝刀ってことになるのかな。正確にはもらい物らしいけど」 顎に手を当ててなにやら思い出すように。
 津嶋  「へぇ……」
 GM  「この島に梧桐っていう古い家があってね。うちと昔から付き合いがあるのよ。昔、その家から貰ったんだってさ」
 津嶋  「そうなんですか」 梧桐、と言う苗字に一瞬あれ? と首をひねり。
 GM  「何でも梧桐真樹乃丞っていう平安時代の武士が使ってたとか何とか。ほら、鞘に銘が」(何)
 津嶋  まぁいいか。と。
 津嶋  銘は何と書かれているのでしょうか(いちお) ※2
 GM  なんだろう。特に意見がなければドSブレイドになる。(何)
 梧桐  え、ちょ、おまい。(何)
 津嶋  マヂデスカ
 GM  戸衛衆武霊刀
 津嶋  漢字で書くと何かカッコいい罠!
 GM  カッコイイか!?(何)
 梧桐  アリかもしれんな。(何)
 GM  まあ、とりあえず刀は無銘にしておこう。(何)
 津嶋  ドSブレイドに比べれば……(何)
 津嶋  閑話休題。
 GM  ニヤリと笑い。「……抜いてみる?」 両手で太刀を抱え、手渡す。
 津嶋  「え、いいんですか?」
 GM  「うん。いっちょ試してみて」
 津嶋  「ありがとうございます」 受け取り。
 津嶋  鞘を握り、引き抜こうと。
 GM  が、君がどれだけ力を入れても刀はビクともしない。まるで抜かれることを拒むかのように。
 津嶋  「……あれ」
 津嶋  「何か……ダメだな。抜けませんね、これ?」
 GM  「抜けないでしょ。私も何度も試したんだけどねー。まあ錆びちゃってるんじゃないかな……だからそんなとこに放り出してあるんだけどさ」
 津嶋  「そうなんですか、残念ですね」
 津嶋  これほどの業物ならば、その刀身も見てみたかった思いは否定できず、嘆息。
 GM  「こんなクソでかくて重い刀、どこの化け物が振り回してたんでしょうねー」 笑いながら受け取り、元の場所に戻す。
 津嶋  「案外きれいなお姉さんだったら浪漫ですけどね」 笑いつつ返し。
 GM  「ま、今じゃ鬼瓦みたいなもんね。さて、それじゃ他の連中が来てあわただしくなる前に、一通り説明済ませちゃいましょうか」 言って道場を後にする真帆。
 津嶋  はい。と返事。その後についていく。
 GM  続いて道場を後にしようとした時。かた、と物音がしたように思えた。
 津嶋  「――」 はた。と立ち止まり。
 GM  が、道場を振り返っても。そこにあるのは物言わぬ剣だけだった。
 津嶋  ……一瞬背後に視線。
 津嶋  でも。すぐに興味を外へ。まだ他に、興味を向けるべきことはある。
 津嶋  さて、この場所で何があるのか。その先を楽しみに思いつつ、先ずは道場の扉を閉めた。
 GM  ではシーンエンド。


Scene02. 「さそり座は水に注意」
Scene Player “烈火の仮面” 鳥越 劉斗 (登場:不可)

 鳥越 (30→31)
 GM  こっちは安。(何)

 GM  波を蹴立てて走るクルーザーの上で、君は次第に近づいてくる島影を眺めていた。
 GM  その手には古びた和綴じの本。黒巣市立図書館の地下書庫の奥の奥に眠っていたのを、物好きが引っ張り出してきたものである。
 GM  梧桐文書と題されたその本には、一見したところ荒唐無稽な物語が記されていた。
 GM  だが、読むものが読めばそこにはレネゲイドの臭いを嗅ぎ取ることができる。
 GM  実際、そうした物語の中には古来から存在するレネゲイドが引き起こしたと思われる事件が元となったものも少なくない。
 GM  そして各務がその書の解析を進めた結果、限りなくクロに近い、という判定が下され。
 GM  社長の鶴の一声で君が派遣されることになったわけだ。ちなみに秘書書類仕事が溜まっているため留守番である。
 GM  「船旅ですか、お気をつけて。蠍座は水難の卦があると今朝テレビで言ってましたので」 などとイヤミで見送られたわけだが。
 鳥越  この日の為に、わざわざ休日勤務も甘んじた。
 鳥越  静かに武具の手入れをしながら接岸を待つ。
 鳥越  ――そうか。俺は蠍座だったか。まあ、所詮は占いに過ぎないのだが。
 GM  ちなみに君の手にあるのは写本だ。原本+その他の付随資料は地元の郷土資料館にあることは確認済みだ。島へ到着したら、まず最初にそこへ向かう予定である。
 鳥越  懐に入れている写本を手に取り、開き見る。
 鳥越  「梧桐文書か……この名称を聞く度に思い浮かぶ顔があるが」 それはまた別の話だと、思い。
 GM  まあ。「さざめく海」の出来事が書いてあると思いねえ。(何)
 梧桐  無論、ドSドリルなんてものは書いてないぞ。(何)
 GM  書いてないらしい(何)
 鳥越  書いてないのか(何)
 GM  内容は真樹乃丞PLの捏造によりどんどん増える可能性がある(何)
 梧桐  おーけぃ任せろ。(何)
 鳥越  「島に封じられた魔物……オーヴァードであれば、現代でも生存している可能性はあるやもしれん」
 GM  と、島に思いを馳せていたその時。バラバラバラ……とヘリのローター音。
 鳥越  海風の中でひとりごち……ローター音を耳にする。
 GM  だが、周囲を見回してもヘリの機影は見当たらない。
 鳥越  『……“予定”には無いはずだ』
 GM  音源と思しき方向の景色が歪んだかと思うと、次の瞬間。耳を劈く轟音と共に機関銃の弾丸が船を襲った。 ※3
 鳥越  「総員、甲板から退避!」
 GM  船体に無数の穴が穿たれ、大きく傾ぐ。それを嘲笑うかのように、虚空から戦闘ヘリの姿が滲み出てくる。
 GM  戦闘ヘリ乗って光学迷彩使用して隠密状態になっていたわけだが。(何)
 鳥越  横っ飛び。ごろごろと転がって、陰へ。
 GM  『あー、あー。各務の皆さんごきげんよう。そしてさようなら。あんたらは目障りなんでここで沈んでもらうぜ』
 GM  人を食った台詞がスピーカから流れ出ると同時、ヘリから一人の男が飛び降りる。
 鳥越  「成程。これが水難の相か……」 まるで関係の無い事が脳裏を過ぎり。
 GM  「やれやれ、幾ら命令とはいえ。無辜のサラリーマンの方々を斬り殺すってのは気が引けるねぇ」
 GM  年の頃は20そこそこ。右手には刃渡り1mはあろうかという大太刀を持ち、恐らくFH製のものと思われるジャケットを着込んでいる。
 鳥越  手元の剣を抜き、甲板に立つ。
 鳥越  「この技術力は……FHか」
 鳥越  「気が引けてもやることには変わらんだろう。そういう目だ、お前のは」
 GM  「いえーす、ざっつらいと」
 GM  「アンタは他の連中とは格が違うみたいだな。名は?」 愉快そうに尋ねる。
 鳥越  「鳥越劉斗。ただの研究者だ」
 鳥越  船全体に響く声で指示を出す。「舵取りを含め、総員退避。船は捨てて構わん!」
 GM  『了解しました。総員退避します!』 無線で答えが返ってくる。
 GM  「なるほどなるほど。そのすまし顔、どっかで見たと思ったら……アンタがあの“烈火の仮面”か」
 GM  「俺は見ての通りFHで壊し屋をやってる霧生壬午ってモンだ。“氷柱折”って呼ぶやつもいるがな」
 GM  無造作に間合いを詰め。
 GM  「まぁ、短ぇ付き合いになると思うが……せいぜいよろしく頼む……ぜぇっ!」 言うが早いか、鞘を落とし太刀を一閃する。
 鳥越  「――暫くはその名を覚えておこうか」 軸足を僅かに引き、
 鳥越  居合い抜いた刃にて、一閃の先を阻む。
 GM  耳障りな音を立てて鋼と鋼がぶつかり合う。
 鳥越  「………」
 GM  剣戟の合間を縫い、蛇行して必死に逃げる船を銃弾が抉っていく。
 GM  「ハハッ、いいねぇ。やっぱこうでなくっちゃいけねえよな!」 周囲に降り注ぐ弾丸を気にした風もなく刀を振り回す。
 鳥越  時間稼ぎが役に立てばいいのだが――そう思いながら、寸前のところで切っ先を凌ぐ。
 鳥越  「勿体ないな、その腕。各務に来るなら優遇するぞ
 GM  「そいつは嬉しいね。だが遠慮しておくぜ、アンタと殺り合えねぇからな!」
 GM  耳に届くざぼんざぼんという、何かが海へ飛び込む音。
 GM  既に船はコントロールを失ったらしく、出鱈目の方向へ走っていく。
 鳥越  「違いない――!」 刀をギリギリまで引きつけて、肘討ち。
 鳥越  頃合いだ。残念ながら此処で心中する訳にはいかない。
 GM  「っとぉ……!」 すんでのところで肘で肘を叩き落すと、大きく飛び退く。
 GM  「っち、ここまでか。勿体ねぇが仕方なねえか。まあ、運が良けりゃあ生きてあうこともあるだろうよ」 距離を取った霧生は、先ほど振り払った鞘を左手で拾い上げた。
 鳥越  息を吐く。
 GM  「中々楽しかったぜ。代わりといっちゃあなんだが、皆殺しにするのは止めておいてやるよ。……アンタにその気があるなら俺を追ってきな」 太刀を鞘へ納めると、船体に横付けしてきたヘリに左手でぶら下がる。
 鳥越  「お前の行き先を尋ねておこうか…いや、いい」
 GM  見る間に遠ざかる機影。そして船体が大きく揺らいだかと思うと、あっという間に失速。傾いていく。
 鳥越  菖蒲剣を鞘に収め、遠ざかっていく姿を見つめ。
 鳥越  「……たまには忠告も素直に聞いておくべきということか」
 鳥越  諦めて溜息をついて、海へと飛び込んだ。
 GM  直後。後ろで爆発。
 GM  その日、瀬戸内海で一隻の船が沈んだが。不思議なことに新聞にもニュースにも流れなかった。
 GM  シーンエンド。


Scene03. 「あいつが来る」
Scene Player “A.G.” 梧桐 亜樹 & “牙狼の王” 久継 駆穂 (登場:不可)

 梧桐 (33→36)
 駆穂 (40→44)

 GM  ほーほけきょ。庭で鶯が鳴いた。
 GM  穏やかな春の日。梧桐亜樹は久々に実家の縁側でくつろいでいた。傍には番茶とぼた餅。
 梧桐  「……うむ。やはりこの味だな」 血の様に真っ赤なぼた餅、うまー。
 GM  ちょwww何食ってんwww
 GM  なんだかんだで忙しく、滅多に帰ってこれない実家であるが。墓参り名目で帰省してしばしの田舎暮らしを満喫するつもりであった。
 梧桐  「しかし、ばあやは何故作り方を教えてくれないのか。一度、皆に食べさせてみたいものだが」 もぐもぐ。
 GM  ドン引きされると思うぞ。(何)
 梧桐  桜餅と思えばイイんじゃね。(何)
 GM  そう、そのはずだったのだ。――あいつが来るまでは。
 GM  がさがさ。庭で物音。
 梧桐  「……うん?」 ずず。番茶啜ってから。
 駆穂  “ゆらり”
 駆穂  がさっと。小さな音を立てて。黒ずくめの少年。
 梧桐  「どちら様かな。客人は表門より招き伊達にして還せ、というのが我が家の伝統だが」
 駆穂  「梧桐屋敷はここかい」
 梧桐  首肯。
 駆穂  「梧桐文書を閲覧後。派遣された。天城の使いさ」
 駆穂  暗にUGNの使い、と。
 GM  話は数時間前にさかのぼる。

 GM  〜5時間前〜
 梧桐  ほわんほわんほわん。(SE)
 GM  「……そういうわけですので、貴方にはこの葦日島へ行ってもらいます」
 GM  支部長室へ呼ばれた駆穂は、支部長代理こと天城美鈴にそう告げられた。
 駆穂  「唐突だね」
 GM  「ただの伝承かもしれませんが……しかし、FHと各務が動いているとなれば看過することはできませんので」
 GM  手に持った資料を示して言う。どうやら古文書のコピーのようだ。
 GM  「任務内容はFHによる作戦の把握、及び阻止。最悪の場合、出てきた“もの”ごと殲滅してください」
 駆穂  「各務とバッティングした場合は」
 GM  「まがりなりにもスポンサーですので、できるだけ丁重に扱ってください」
 駆穂  「了解」やれやれと肩すくめて。ああ。そうか。
 駆穂  「他に派遣員は無しかい」
 GM  「ええ。数を出しても逆効果になる恐れがありますので。ただ……」
 GM  「どうやら、この古文書を書いた梧桐という人物ですが。調査した所その子孫に当たるらしい人物が解りました」
 駆穂  「……聞いてもいいかな」
 GM  「好都合なことに知り合いですので、現地へ行ったら訪ねてみてください。さらに都合のいいことに、仕事場に問い合わせてみたら今現在帰省中とのことですので」
 駆穂  「……」
 GM  ほわんほわんほわん(何)
 GM  〜回想終了〜

 GM  そんなわけで、久継駆穂は梧桐家にやってきたのだった。
 駆穂  「ともあれ。あまり口外する訳にも行かないのでね。黙して侵入させてもらった」
 梧桐  「――」 ふむ、と。
 駆穂  がさりと。大振りの太刀を。陽の当る前に。
 梧桐  「そうか、アレがUGNと各務に渡ったか。……あまり私の故郷で騒ぎを起こしてもらいたくはないが」 苦笑い。
 駆穂  「今更な話だけれどね」 やれやれと肩すくめ。
 駆穂  「まぁ。単刀直入に言って協力を頼みたい。生憎最低限の身分の詐称までも気が回らなくてね」
 梧桐  「はっきりものを言う子だな。嫌いではないよ、その気質は」
 駆穂  「嘘は苦手でね」
 梧桐  「そうだな――では。まずはこちらに来て、茶に付き合ってもらおう」 パン、と手を打ち鳴らして。家人に用意をさせ。
 駆穂  「それに。“牙”が騒ぐのさ」
 駆穂  ぽんと。太刀に手をやって。
 GM  そこで唐突に広がる《ワーディング》!(何)
 梧桐  え、ちょ、おまい。(何)
 梧桐  「……と言いたいところだが。あまり悠長なことは言っていられないか」 ずずー。(茶)
 駆穂  「──《世界の異端》を狩れ、と」
 駆穂  太刀には手をやらず。そっと鞄に手を伸ばす。
 梧桐  「異端と言うならば、この島全てが異端だよ少年。あの文書を全て信用するなら、だがな」
 駆穂  「──」
 梧桐  湯のみを置き。少し残念そうに、真紅のぼた餅を見てから。
 梧桐  「――梧桐家当主代行、梧桐亜樹。少年、君の名は」
 駆穂  「時を越えても──変えられない異端、だからさ」
 駆穂  ふと目を閉じ。
 駆穂  「“久継”──駆穂。久継の名と蒼炎を“牙”と共に継ぐ者」
 駆穂  「協力を感謝する。”梧桐”」
 梧桐  「“旧い”名だ。だが、それが良い」唇を歪め、笑う。
 梧桐  「では――往くか」
 駆穂  「ああ」
 梧桐  じゃらりと。振った手元で、鎖が鳴った。
 GM  ではシーンエンドでいいかな。

 駆穂  OK。
 梧桐  OK、んでシナリオロイスどうしような。(何)
 GM  ああ。水蛭子に適当に(何)
 鳥越  そうだ。忘れてた。
 GM  ついでなんで鳥越もここで。
 梧桐  [□懐旧/■不快感]でいこう。私の休暇と茶とぼた餅を返せ!(何)
 鳥越  氷柱折” 霧生 壬午にロイス。好奇心/■敵愾心
 鳥越  「ふざけた奴だが…“真面目に”戦ってみたくなった」
 GM  駆穂は刀でもいいかもな(何)
 駆穂  刀にも後で取る(何)
 GM  そいじゃエンドで。


-Middle Phase-

Scene04. 「あいつが来る2」 ※4
Scene Player “A.G.” 梧桐 亜樹 & “牙狼の王” 久継 駆穂 (登場:不可)

 GM  引き続き(何)
 梧桐  (36→46) どぇすー。(何)
 駆穂  (44→50)
 GM  ドS島ヤバス
 梧桐  ……しまった語尾が悪かった!(何)

 GM  では。塀の向こうで高まる殺気。
 駆穂  「──さて」
 梧桐  「……塀を壊されては敵わんな」 やれやれ、と肩を竦め。枝ぶりの良い庭木に視線。
 GM  「キエエェェーッ!」 奇声を発しながら塀を飛び越える何か!
 GM  そして伸びてくる腕!(何)
 駆穂  「そうかい」
 駆穂  とん、と。無造作に踏み込んで。
 梧桐  「ああ。これでも家の維持には金がかかっているので……な!」 じゃららー。
 梧桐  鎖が腕から枝へ。枝を支点に方向を変え、“何か”の腕に絡まる銀鎖!(じゃらー)
 駆穂  太刀を右手に取り。半身一回転の下擦りの鞘当。鎖のからまった“何か”を地に叩き落す。
 GM  「くっ……ガハッ!?」 鞘で殴られもんどりうって屋敷の中へ。
 GM  がちゃんぱりん。
 GM  割れる湯飲み、潰れるぼた餅。
 梧桐  「……」
 駆穂  「もう一つは確保しておいた」 片手にはぼた餅。
 GM  「やってくれたな貴様!」 悪態をついて立ち上がるその姿は。
 GM  ずばり“ディアボロス”春日恭二であった。(何)
 駆穂  「梧桐」
 梧桐  「……そうか。食べるといい。見た目も味も最高だ」 えがーお。
 GM  「ククク、だが“A.G.”よ。幾ら貴様とて、一人でこの私に勝てるかな!」
 駆穂  片手でぼた餅を持ったまま目線で。
 GM  「いつぞやの恨み、ここでたっぷりと晴らさせてもらうぞ!」
 梧桐  「……ああ。しかしだ、久継君」 首肯しつつ。
 駆穂  「ああ」
 梧桐  「あの男が何故私の名を知っているのか、まあそれはいい」 しりあーす。
 駆穂  「有名だからな。色々と」 ぼた餅を持ったまま。淡々と。
 梧桐  「が――無断で我が屋敷の敷居を跨いだということは、敵だと言うことだ」 うむ、と首肯。
 GM  「何をコソコソと話している! さてはこの私に恐れをなし……バカなっ、“牙狼の王”!?」 今更駆穂の存在に気づいて白黒反転するディアボロス。(何)
 駆穂  「そういう事になるね。──“梧桐の流儀”(ルール)では──」
 梧桐  「梧桐の敵は滅ぼすべし。客人とはいえ、梧桐に迎え入れたからには君も掟に従ってもらうぞ、久継君」
 駆穂  「“客人は表門より招き伊達にして還せ”だったかな。──当主?」
 駆穂  「敵はどうなるのかな?」
 梧桐  「決まっている」
 駆穂  やれやれと。ディアボロスに目線を向けて。
 GM  「情報ではこの家には“A.G.”一人しかいなかったはずっ……!」
 梧桐  「“更に奥へ招き入れ、決して還すことなかれ”」
 GM  「だ、だが! 一人増えたくらいでこの私に勝てるとでも!」 威勢よく飛び掛るディアボロス。
 梧桐  バックステップ。同時に、鎖を地中へ打ち込む。
 GM  「くたばれっ!」 亜樹に拳を叩き込もうと腕を振り上げる。
 梧桐  「――」 無言。煩わしそうに、その拳を見やり―。
 駆穂  「──」 無造作に拳を受ける。
 GM  ガシィッと受け止められる拳。「……あ、あれ?」(何)
 駆穂  「本隊ならもう情報操作の時点で死んでる」
 梧桐  「……まあ、一生懸命なのは構わんが。小学校で習わなかったのか」 ぎゃりりりりりりり。
 梧桐  「足元注意、だ」 ぎゃりぃっ。
 駆穂  とんと。間合いを詰めて。肘うち踏み込み。亜樹の領域まで叩き出す。
 梧桐  床から飛び出す、先端に鋭いピックが配された鎖。“悪魔”の首に、耳障りな音を立てて絡みつく。
 GM  がごっ。鈍い音がして地面から湧き出す鎖の中に叩き込まれ。
 GM  ぎしぎしとその体に鎖が絡みつく。
 GM  ぎゃぼー
 GM  悪魔の悲鳴が、のどかな春の午後に響き渡った。(何)
 駆穂  「最低限。これでFHの関与が考えられるでいいか。梧桐」
 梧桐  「ああ。各務が絡んでいるのが一層厄介だが……出張ってきているのが奴であるならば。逆に吉兆かもしれんな」
 駆穂  どうでもいいが
 駆穂  ──ぼた餅を片手から手放さなかった事を追記しておこう。更には食べなかった事も(何)
 梧桐  ……絶望した!(何)

* * *

 GM  では。二人の前にはぐるんぐるんに縛られたディアボロスが転がっている(何)
 駆穂  「幾つか質問しようか。春日恭二」
 GM  「フン、尋ねた所でペラペラ喋るとでも思ってイタタタタタ喋る喋ります、だから締めないで!?
 梧桐  新しく用意させた茶とぼた餅を堪能しつつ、徐々に鎖を締め上げてゆく気配りを忘れない私。
 梧桐  「暴れると余計に締まるぞ。暴れなくても締めるが」 ずず。
 駆穂  お手伝いの人に断って自分でもお茶を淹れて。淡々とした感じに幾分かの和み要素を入れて。
 GM  和むなよ。(何)
 駆穂  「何を求めてきた。ここに」
 GM  「“三種の神器”だ。お前がここに来ているということは、伝説の実在はすでにUGNでも疑っているということだろう。“牙狼の王”」
 駆穂  「ああ。“それ”か。──剣・鏡・玉の三種。妖を封じた三種の神器」
 駆穂  やれやれ、と。肩をすくめて
 GM  「そうだ。だが、その在り処までは写本には載っていない。ではどこに……つまり、原本だ」
 駆穂  「所在が不明なのは君は聞いての事だと思うがね」
 駆穂  「“梧桐”がその所持者、か」 らしいよ、と亜樹に。
 梧桐  「一族の名を冠した文書だからな。その考え自体は間違ってはいない」 ずず。茶を飲み干し。
 駆穂  「問題はね。“その三種の神器を持って何をするか”なんだよ。春日」
 駆穂  とんと。一つ歩を進めて。
 GM  「強力なオーヴァードを倒すのに用いられた道具であれば、それ自体何か特別な力を持っていてもおかしくはないからな」
 GM  「もし、見つけ当てた存在が我々のコントロールを離れたときの保険という意味合いもある」
 駆穂  「だろうね」
 駆穂  「梧桐文書では──そう。水蛭子(ひるこ)と言ったかな。その存在は」
 梧桐  「……そもそも」 かなり渋くなった茶を、湯飲みに注ぎ。
 駆穂  淡々と。告げて。
 梧桐  「件の文書が執筆された時点で、伝承の大部分は遺失していたと聞く。そのような文書を元に探し当てたところで、御することが出来ると考えたことは……まあ、蛮勇だが称賛してやってもいい」
 駆穂  「──」
 GM  「知るかっ!? 私は元々関係ないのに手伝って来いと言われて派遣されたんだッ!」 逆ギレするディアボロス。(何)
 梧桐  「……哀れだな」 痛々しいモノを見る目。(何)
 駆穂  「君も“レイス”の一件以来の挽回の機会で来たんだろう。お互い様だと思うんだが」 淡々と(何)
 駆穂  「まぁ。他の潜入したエージェントは。答えたら楽にしてやる」 やっぱり淡々と。
 駆穂  目線は鎖に。一応。
 GM  「“氷柱折”霧生壬午。ヤツは各務の船を沈めに行った。今頃各務の連中は海の藻屑だろうよ」
 梧桐  締め上げは一時停止中。(何)
 駆穂  「各務も関与、か。信憑性は高くなったな。梧桐」
 梧桐  「海を汚すのは感心せんな」 ギリギリギリ。(何)
 GM  「ギャアー、やったのは私じゃないー!?」(何)
 駆穂  こちらはもういいよ、とばかり。淹れてもらったお茶を飲む。いい加減渋い。
 梧桐  「奴らは徹底して無駄を嫌う。少なくとも団体レベルでは、な」 首肯。
 駆穂  「企業だからね。文書の真贋は見極めている、と考えた方が最適だ」
 梧桐  「個人個人はそうでもない……と言うより、奇人変人が好んで寄り集まるがな。まあ、それはどうでもいい」
 駆穂  「FHに干渉されるのは論外だが。各務に調査されるのもこの島にとっては拙い、とは進言しておく。余談だがね」
 駆穂  「まぁ。どうでもいい話だ。問題は──」
 駆穂  やはり眼前のディアボロス。
 梧桐  「――」 ふむ、と。
 梧桐  「泳げない、ということはないだろうな。仮にもこの屋敷に侵入する度胸の持ち主だ」
 駆穂  「楽に、と言ったからね」
 GM  縛られてなければな。(何)<泳ぎ
 梧桐  まあそのうち解けるよ。(何)
 GM  「な、なんだ。まさか用済みなったから殺すというのか! この人でなし! 貴様らには人間の心というものが……!」
 駆穂  「“更に奥へ招き入れ、決して還すことなかれ”」
 駆穂  「よく言ったものだ。──“郷に入っては郷に従え”、と」
 梧桐  「安心しろ。梧桐は無益な殺生はしない。……分家の橘はどうか知らんが、少なくとも我々は寛容だよ」
 梧桐  ずるずるずる。(何)
 GM  「いーーーーやーーーーぁーーーー……」 段々小さくなる声(何)
 駆穂  座敷に座って見送る。
 駆穂  携えてきた刀に目線をやり。小さく肩を竦める。

 梧桐  梧桐屋敷、奥の間の一つ。そこには、中央に丁度半畳分の四角い穴がある。
 梧桐  それが何処に繋がっているか――当の梧桐家の者ですら、誰も知らない。
 GM  ぢゃぽん。
 GM  ディアボロスは流れた。
 駆穂  「──さて。逝こうか」
 梧桐  「――ああ」
 駆穂  遠くで聴こえた悪魔の声を風に流して。呟いた。
 GM  しーんえんど。(何)


Scene05. 「流れ流れて」
Scene Player “正位置の太陽” 津嶋 皓 & “烈火の仮面” 鳥越劉斗 (登場:不可)

 鳥越  (31→39)
 津嶋  (43→50)
 GM  ……
 GM  なあ、この島ヤバくね?(何)
 津嶋  うぁー……
 津嶋  ここまで上がりがいいのは初めてだ……
 鳥越  島に着いてから急に上がった(何)

 GM  島に着いた翌日。津嶋は朝からみっちりと稽古に参加したわけだが。
 GM  今は昼休み。
 GM  「いやー、清十郎の爺さまが送り込んできた刺客だけあって若いのに大したもんねー」 笑う真帆。
 津嶋  「ふぁー……」 覚悟はしていたけれど、流石にきついなぁ。と、ひとつ伸び。
 津嶋  「いえ、もうついていくのがやっとですよ」
 GM  「いやいや謙遜なさるな。あと数年もすれば私じゃ相手にもならなくなるんじゃないかなー」
 津嶋  「それは無いと思いますよ」
 GM  身体能力ではそっちが勝っているが、技量ではやや向こうが上回ってる感じだと思いねぇ。
 津嶋  なるほど。
 GM  まあエフェクト使えば瞬殺だが。(何)
 津嶋  使わない使わない(笑)
 梧桐  殺すなよ。(何)
 鳥越  実も蓋もないな(何)
 梧桐  ドSは殺しを嫌う。(何)
 津嶋  殺さないから!
 GM  「それに何というか……抑えてるような気がするのよね」 腕組んで考え込む。
 津嶋  「……そんなことは無いですよ?」 微かに天を仰ぎつつ(何)
 GM  「あらそう、まあそういうことにしときましょうか」
 津嶋  「でも、いい経験させてもらってると思います」
 GM  とゆーところで人が駆け込んでくるわけだが。
 津嶋  おや? とそちらに意識。
 GM  「た、大変だ! 浜辺に人が沢山流れ着いて手が足りないんだ!」(何)
 GM  「……ハァ? 浜辺に人? アンタ何言ってんの、ボケた?」 「いやほんと人が流れ着いて大変なんだって!」(何)
 津嶋  「……」
 津嶋  「水泳にしては時期が早いですよね。どうしたのかな?」
 GM  「と、とにかく人手回してくれよ。余ってるだろ?」 「はぁ、仕方ないわね。んじゃ車回すから待ってて」
 GM  「んー、ワケわかんないわね。とりあえず行ってみるわ。皓君は適当に流してていいわよー」言ってガレージに。
 津嶋  「あ、お手伝いしますよ。一緒に行きます」 ※5
 津嶋  真帆さんの後についていく。
 GM  「あらそう? んじゃお願いしようかな」 てなわけで車に揺られてしばし。海岸へ。

 GM  マジで十数人単位の人間が浜辺に打ち上げられて救助されてるわけですが。(何)
 津嶋  「……うわ」
 津嶋  「どうしたんでしょうね、これ?」
 GM  「……何これ。海難事故でもあったの?」
 GM  そしてその中に見知った顔を見つける津嶋。(何)
 津嶋  「………鳥越さん」 唖然。
 鳥越  「――やれやれ……いくらリゾート予定地とはいえ」
 鳥越  海開きの季節にはまだ早い。身体に引っかかっている海草を砂浜に投げ捨てつつ。
 GM  「あら美形。ちょっと皓君、知り合い?」(何)
 津嶋  「一体どうしてここに……って言うか、何してるんですか?」 いささか呆れ口調で。
 鳥越  「そちらこそ。海開きの予行演習にでも見えるか? まあいい、手を貸せ」 皓を見て、ぞんざいに指示を出す(何)
 津嶋  「ええ。僕の住んでいる街での知り合いで。鳥越さんといいます。――こちらは今僕がお世話になってる船橋真帆さん」 お互いを紹介。
 鳥越  GM、質問が。
 GM  なんでっしょ。
 鳥越  リゾートホテル作るとか言っている「外の企業」というのは、各務関連企業ですか?
 GM  情報:ビジネスで振ってくれ。(何)
 鳥越  今こそ企業人の実力を見せる時が来た(何)
 GM  目標値8くらいで。
 鳥越  (9r10+2→11)
 鳥越  11。
 GM  んじゃ解る。FHのダミー企業の一つ。
 鳥越  成る程。
 津嶋  「手を貸せって、何なんですか一体?」きょとん。
 鳥越  「船橋……」 梧桐文書に記載されていた家名の一つか。
 鳥越  「リゾートホテル建造に託けて、代休を鄙びた島で過ごそうと思ってな」>皓
 津嶋  「……嘘でしょ、それ」 言い切ってみる!
 鳥越  「まあ、気晴らしには違いない」 淡々と言って。
 津嶋  「遊びに来て、手を貸せなんて台詞、鳥越さんが出しますか? ……どうしたんですか? 本当に」
 GM  「……なんかワケ有りみたいだけど。そのままじゃ風邪引くんじゃない? 続きはウチで話すのはどう?」
 鳥越  「この通り船が座礁してしまい、同伴者共々難儀している。申し訳ないが、しばらく屋根を借りても宜しいか?」
 GM  「ええもちろん。何ならずっといてくれてもいいわよオホホ」(何)
 鳥越  「続きは後で話そう」 こちらは皓に告げ。
 津嶋  「……すみません真帆さん」 一礼。鳥越さんの言葉には頷いて。
 GM  「てなわけでこの人もらってくからー!」 周囲に大声で宣言して鳥越を拉致る真帆。(何)
 鳥越  「飽きさせない趣向があるならば、考えても……」
 鳥越  この先は真帆の大声にかき消され(何)

 GM  まあそんなわけで。
 GM  とりあえず鳥越は風呂入って着替え貸して貰って今は船橋家の一室に(何)
 鳥越  「――世話になる」 主に向かって一礼。
 津嶋  「――で」
 GM  「あー、まあ何もないけどどうぞごゆっくり。私はちょっと呼ばれてるから出ないといけないけど」 口惜しげに(何)
 鳥越  後ろ姿を見送り、ややあって口を開く。
 津嶋  「一体どうしたんですか? 偶然にしては出来すぎでしょう?」 真帆さんを見送った後、上目遣いに目線。
 GM  「ったく、旧家だからってこんなときだけマトメ役やらすなってーの。全員切り殺すぞホント」 物騒な台詞をブツブツ呟きながら去って行く真帆(何) ※6
 津嶋  後半の台詞は聞こえない振りで!
 鳥越  後半はどこかでよく聞く会話なので、さらっと聞き流して。
 鳥越  「……先にこの島に着いたお前ならば既知だろうが、葦日島にリゾートホテル建造を行っている企業がある」
 津嶋  「ああ、何か山を崩して……とか、聞いてますよ」
 津嶋  「それが各務のプランなんですか? もしかして?」
 鳥越  「その企業は各務ではない」 否定し。
 津嶋  ふぅん。とひとつ吐息。言葉を待つ。
 鳥越  「各務は、この島に埋まっているとされる“不発弾”の調査、及び回収作業を行いに来たといったところだ」
 津嶋  「“不発弾”?」 いきなりの言葉に鸚鵡がえす。
 鳥越  「そうだ。尤も、形状及び真偽は保証できないが」
 鳥越  含まれた意味を察しろとばかりに、雑な返答を。
 GM  せめて伝承の話してやれ。(何)
 津嶋  ……はー。とため息。一瞬虚空を仰ぐ。
 鳥越  では、《写真記憶》1レベル取得申請をします。
 津嶋  「そっちの“不発弾”ですか……」
 GM  わざわざ。(何)
 GM  許可(何)
 鳥越  こういうの事はこだわるんで(何)
 鳥越  「古くに伝わるこの島の伝承に関わる。かいつまんで話してやろう」
 津嶋  頷き、話を聞き体制に。
 鳥越  ――ざっと20秒程度で、“水蛭子”と三種の神器とドSについて説明完了。 ※7
 津嶋  ドS。
 GM  まあ、「さざめく海」についての出来事を説明されたと思いねえ。(何)
 津嶋  りょか。
 鳥越  「――簡略に話せばこんなところだ。質問は追々すればいい」
 津嶋  「――じゃ、FHの人たちがその“神器”を狙ってると言うことですか」 言った後、あれ? と首をかしげ。
 鳥越  「神器、そして封印されたモノ自体を手に入れれば一挙両得だろう」
 津嶋  「梧桐当主の佩刀……」 ぼそりと。
 鳥越  「知っているのか?」 僅かに眉根を寄せ。
 津嶋  「確定じゃないんですが」
 津嶋  「梧桐家から贈られたという佩刀というのなら、この家の道場にありますよ」
 津嶋  「尤も、抜けない剣なので……それと確信できるものじゃないですけど」
 鳥越  「船橋家ならば…成程」
 津嶋  「……迷惑、かけたくないな」 俯き、ぽつりとこぼす。
 鳥越  顎に手をあて。「後ほど拝見させてもらうとしよう」
 鳥越  「そう神経質になるな。迷惑とは勝手に舞い込んでくるものだ」
 鳥越  「そもそもお前の事だ。どうせ使いを断り切れずにこの島に来たんだろう?」
 津嶋  「呼び寄せる体質ってやつもありますけどね」 はは。と笑い。
 津嶋  「まぁ、当たりなんですけどそれ」
 津嶋  「でも、今のところ、来て良かったと思ってますよ」
 鳥越  「そうか」
 津嶋  応えた声に、嘘は無い。
 鳥越  この少年がそう言うのであれば、そうなのだろう。
 津嶋  「まぁ、ともかく……」
 鳥越  「……」 皓を見て、一瞬黙り込む。
 津嶋  「迷惑がかからない程度に、僕も手伝います。それでいいですか?」
 鳥越  「……ああ」一瞬返答が遅れ
 津嶋  「船橋の人たちには、“不発弾”は関係ない。……関わらせちゃいけないんだ」
 津嶋  「じゃ、そういうことで」 とん、と膝を両手で叩き、立ち上がり。
 鳥越  「“試合”では無い。故に、そのつもりで行動してもらう」
 津嶋  「鳥越さんの腕でしたら、ここの人たちも歓迎すると思いますよ」
 津嶋  「……道場、行ってみましょう?」 試合ではない、と言う言葉には、無言で頷く。
 鳥越  常々、何かに似ているとは思っていたが……ここに来てようやく“何か”が判った事に満足を覚え。
 鳥越  「道場か」 呟いて、立ち上がり。
 鳥越  久しぶりに足を踏み入れる“其処”へと向かう事にした。
 GM  シーンエンド。


-Research Phase-

Scene06.
Scene Player ALL.

 GM  とりあえず強制合流だ。全員出るがいい(何)
 梧桐  全員か。(何) (46→52)
 鳥越  取りあえず、登場しておこう。 (39→48)
 駆穂  (50→52)
 津嶋  (50→54)

 GM  では場所を変えて船橋家の道場。
 GM  家の人間が救助活動で出払っているので現在人は居ない。
 GM  (1d3→3) ※8
 GM  じゃあ津嶋と鳥越が道場に入ったところで、普通に梧桐が入ってきた。(何)
 津嶋  マジ良かった……!
 梧桐  「……貴様等、此処で何をしている」 自分は棚に上げて。(何)
 鳥越  『船に積んだ大掛かりな機器類は沈んだな……ともあれ、人死にが少なければ良いが』
 鳥越  無表情でそんな事を考えつつ、聞き慣れた声に振り返る。
 津嶋  「……あれぇ」 気の抜けた声。
 津嶋  「まさかなぁ。と思っていたんですけど……“梧桐”って、やっぱり……」
 鳥越  「――梧桐。里帰りか?」
 梧桐  「ああ、ここは私の故郷でな。本来ならば先祖の弔いをしつつのんびりするつもりだったのだが――」 す、と半歩横に。
 鳥越  「別段驚きはしない。至極、納得した」
 鳥越  「そして、もう一人は……“牙狼の王”か」
 駆穂  “”ゆらり”。──道場の戸より。背に光を受けて。“影”が姿を現す。
 津嶋  「あれ、久継君も……」 これは大掛かりな話になってきたな。と、内心身構え。
 駆穂  「──仕事をせざるを得ないと言う事さ」 目線を道場の奥。──刀に。
 津嶋  「参ったな……」 一瞬ため息、髪をざっとかきあげて。
 鳥越  「構わないか、皓?」 新たな来客二人を迎えてよいか……と。
 津嶋  「僕は何も見てませんよ」 微かに目をそらしつつ、遠まわしの肯定。
 津嶋  「当たりってことなんですかね、“剣”ですか……」
 駆穂  「梧桐と僕は“ディアボロス”に遭遇した。話自体は進んでいると考えて差し支えも無い」
 鳥越  「“ディアボロス”そして“氷柱折”」
 駆穂  梧桐文書の中身を知りえていると考えて説明もしない。
 梧桐  「あまり愉快な話ではないがな。梧桐の者として、出来る限りの協力をする用意はある」 首肯。
 駆穂  さて、とばかりに更に一歩。陽の光を避けるように。道場に。
 津嶋  「取り敢えず、剣はそこに」 指し示し。
 駆穂  「遠からず“ここ”も狙われる」
 駆穂  「剣があるなら尚更だ」
 津嶋  「……それは、困るな。……困るよ」
 駆穂  「梧桐の家も“確信が無いのに”狙われた。──ならば」
 鳥越  やれやれ。……煙草を取り出そうとして、思い直し。

 GM  それでどうするんだ。(何)
 梧桐  とりあえず情報収集がしたいです先生……!(何)
 津嶋  ですな。
 駆穂  「FHはそうだな……云わば“不発弾”に対しての保険の為に集めて回っている。どうあれ。間も無く目に見えてFHが島全体に干渉する」
 鳥越  「その先は言わずもがな、だ。梧桐、剣を確認してもらえるか?」
 GM  んじゃ亜樹が家から資料を見繕って持ってきたことにしてくれ。(何)
 GM  ひょっとしたら船橋家にもあるかもしれんな。
 GM  1.持ってきたことにする 2.黙って人の家の書庫へ入る ※9
 津嶋  1を希望させてほしい……!
 GM  (1D2→1)
 GM  残念だが亜樹は資料を持ってきてしまっていた。(何)
 梧桐  「――真樹之丞が行方を晦ませて以来、我が一族に刀剣を得物とした者は居ない。真偽の鑑定は資料に頼らざるをえんが……」
 梧桐  無造作に鞘を掴んで、持って来る。
 梧桐  え、ちょ。(何)<残念
 津嶋  良かった。色々ダイス様が味方してくれている(何)
 GM  道場の床に置かれる古びた紙の束。
 GM  まあ、資料漁りをするなら。
 GM  神器について(情報:葦日島or知識:文献学)目標値12
 GM  水蛭子について(知識:文献学)目標値16
 GM  霧生壬午(情報:UGNorFH)目標値8
 GM  こんな感じで。他にあれば随時受け付ける。
 梧桐  とりあえずキッツイのが二つあるな。(何)
 津嶋  取り敢えず、リゾートホテル建設の詳細などもあれば、一応。
 GM  それはまーさっき鳥越がやった判定でいいかな。
 津嶋  りょか。
 GM  FHのダミー企業が強引に計画を推し進めて、山を買い取ったらしい。
 GM  んで先週くらいから突貫工事を始めたと。
 駆穂  では敢えて一人ここで 2.黙って人の家の書庫へ入る(った) を進言しておこう(何)
 GM  まあその辺は演出で好きにしてくれ。(何)<書庫へ入る
 鳥越  こちらは写本の写しからの判断ということで判定をしよう。
 津嶋  情報は基本お任せかなぁ、これは。
 鳥越  神器について。<知識:文献学> 《天性のひらめき》使用。
 鳥越  (7r8+0→15)
 GM  ではそれらしき記述を発見した。
 鳥越  水蛭子について。<知識:文献学> 《天性のひらめき》使用。
 鳥越  (7r8+0→22)
 GM  ノイマンめ。(何)
 津嶋  すご。
 駆穂  もう振らなくていいな(何
 GM  楽でよい。(何)
 鳥越  “氷柱折”霧生壬午について <情報:UGN> 《天性のひらめき》使用。
 鳥越  (9r8+0→17)
 鳥越  以上。
 鳥越  侵蝕値は+12。現在値60%に。

 GM  まず神器について。
 GM  三種、剣と鏡と玉があるのは古文書の通り。
 GM  それぞれ月読剣、天照鏡、海神玉と三貴子の名前を取って呼ばれていたそうだ。
 GM  んで剣は知っての通り梧桐真樹乃丞の佩刀だった。彼女の死後、船橋家に渡されたという記述があった。
 GM  鏡についてはあの後やっぱり真樹乃丞が明石家からパクって、島にある神社に奉納したらしい。
 GM  由良神社という神社(何)
 津嶋  マジカ(何)
 鳥越  由良神社。あれか(何)脳内で古文書の写し内容を反芻。
 梧桐  パクった言うな。(何)
 津嶋  いつの間に鬼が神になったんだ……!
 駆穂  最後の玉は……。
 GM  玉は七穂が漣に返した後、彼女の死後に墓へ一緒に収められたらしい。小波塚という名前で浜辺を望む小さな丘に残っている。
 駆穂  「……」
 GM  それぞれ役割があって、剣は水蛭子の防御を破る役目、鏡は水蛭子の力を抑える役目、玉は人の傷を癒す力があったそうだ。

 GM  水蛭子については、それが何時から居るのか、何処から来たのかは不明と書いてある。ただ、神代の時代に神器を使って梧桐と船橋が封印を施した。
 GM  その姿は不定形で、かつ太陽のように常に光を放っていたとか。
 GM  その光であらゆるものを焼き尽くそうとした、と。
 GM  強烈な生命力を持ち、幻で攻撃を次々無効化したと書いてある。

 GM  霧生壬午。シンドロームはモルフェウス/サラマンダー。
 GM  力任せに対象を粉々に粉砕するスタイルで恐れられている。
 GM  主な能力は冷気操作で、特に防御に特化しているそうだ。

 GM  こんなとこすか。
 津嶋  「力を抑える剣、か……」 持ち出されたそれに手を。
 GM  あー、あと刀の形状については少なくとも古文書のそれと一致する。
 駆穂  現在のFHの部隊の居場所や動向なんかは調べられますかな。
 GM  情報:FHで8。
 鳥越  それは駆穂に任せたい。
 梧桐  「君は剣術使いか。……使ってみるか?」 冗談半分。>皓
 津嶋  「形状的には本物。でも、抜けないんですよね、これ」 亜樹さんに応えて。
 駆穂  FH/1回目 《ベーシックリサーチ》使用。侵食値:54 (9r10+0→9)
 駆穂  #9r10+0 FH/2回目 《ベーシックリサーチ》使用。侵食値:54 (9r10+0→7)
 駆穂  まぁ成功は成功。
 GM  ほいほい。
 GM  ダミー会社の作業員に扮して、何らかの作業を行っていた。あと島での資料調査みたいなものもしていたようだ。
 GM  ただ、現在は徐々に撤退中。今島に残っているのは霧生を含め、小規模の部隊だけに限られるようだ。
 GM  他になんかあるかにゃ。
 鳥越  「“氷柱折” 霧生 壬午の実力は侮れない。奴は不知火(氷剣)にヒビを入れた」
 鳥越  “ディアボロス”については言及せず、静かに口にする。
 GM  入れたのか。(何)
 津嶋  今のところ思いつくことは無い、かな。
 鳥越  入れたんだ(何)
 梧桐  「……まったく。人の故郷を勝手に踏み荒らしてもらいたくはないな」 嘆息。
 津嶋  「鳥越さんがそう言うくらいじゃ、強い人なんでしょうね」 はー。と感心とも溜息ともつかない息をひとつ。
 駆穂  んー。特に無いかな。あえていうなら水蛭子の封印した位置かな。以前と変わらずかな。
 GM  平安の時に洞窟が崩落してそのまんま。
 鳥越  「恐らくは締めの段階に入っているのだろう。足手まといとなる工作員達が居ても仕方あるまい」<撤退中
 梧桐  放置プレイか。(何)
 津嶋  よく千年以上もそのままで大丈夫だったなぁ(汗苦笑)
 GM  森厳が死に際に再封印したんですよ。(何)
 鳥越  「三つの神器は船橋家、由良神社、小波塚か……既に奴等が訪れたかもしれんが」
 津嶋  「それは……不味いですよね」
 駆穂  「素振りから言っても。手に入れている可能性も高いがね」
 津嶋  「そうなると、久継君の言うとおり、ここも……」 そこまで言って、口をつぐみ。
 駆穂  「更に言えば。“保険”が無くても計画は実行に移す可能性もある」
 GM  まあ、行動指針が決まったら言ってくれ。(何)
 駆穂  「僕は──水蛭子の住処でも当る。外れても問題は無い」
 梧桐  「あくまで、主目的はあちらだ。そういう意味で――押さえたとしても安心ではない、が。押さえておくべきものでは、ある」
 鳥越  「あるいは。相手が多少賢ければ、現地で待っているだけでいい。こちらが神器を持って向かうのは目に見えているしな」
 GM  ちなみに山へ行くと自動でクライマックスフェイズになります。(何)
 梧桐  ちょwww(何)
 津嶋  「そうですよね、“抑える剣”なら……」
 GM  必須ではないのでな(何)<神器回収
 梧桐  「――ともあれ。押さえるなら神社か、墓か――」 はた、と。
 駆穂  「ただ先もって小波塚の方に向かう。用事もあってね」
 梧桐  「気になるか、久継君。風景だけが売りの場所だが」<塚
 津嶋  分かれる、と言うのもひとつの手かな。
 鳥越  「構わんよ。此処までの足労だ、ついでに行ってくるといい――“久継”」
 駆穂  「梧桐文書に載せられなかった誓約でね。“梧桐”」

 GM  誰がどこへ行くか宣言してもらおうかな。
 駆穂  小波塚に。
 梧桐  あー、祖先が強奪したブツなんで責任持ちたいと思います!(何)<鏡in神社
 津嶋  では、あえて由良神社に。
 鳥越  こちらは“鏡”に。
 梧桐  「そうか。――いや、かつては何も無い島だと思っていたが。こうも奇縁があるとは」くつくつと、笑う。
 GM  先祖の笑いが乗り移ってるぞ。(何)
 GM  刀はどうする?
 梧桐  ……むーん。ロイス持ってる皓君に持たせたい、とPLは言う。
 津嶋  置いていくのは怖いんですが。
 津嶋  確かに持っていたくはあるかなと。
 鳥越  自分の刀以外を使いたくない。
 津嶋  でも今のままでは火事場泥棒……っ!
 梧桐  「……持って行くか? 鳥越は……あれで頑固かつ偏屈かつ我儘だからな。自分で認めたものしか持ちたがらん」 抜けぬ刀を、皓に差し出す。
 津嶋  「……と」 受け取りつつも。
 駆穂  「久継という名の者は他所から見れば馬鹿馬鹿しいほどの純粋で他愛も無い約束を一族として受け継いできたんだよ。梧桐」
 駆穂  やれやれと肩を竦めて。
 鳥越  梧桐が掴んだ刀に首を振り、皓へと促し。
 駆穂  刀を見やる。
 津嶋  「僕は、“刃”は使いませんが……まぁ」
 津嶋  「抜けない刀なら。手にあることに異存は無いですよ」笑顔で。
 梧桐  うむ、と頷いて。皓にそれを渡す。
 GM  こう の カルマ が8 あがった。
 津嶋  ……げげ(何) <カルマ
 GM  嘘だが(何)
 梧桐  しんぞうがはじまったときー
 梧桐  いやでもひとは(ry
 GM  (しんごろどん弾き出す
 梧桐  (ばびゅーん)
 GM  まあ、シーン切っていいか。(何)
 鳥越  OK
 梧桐  おーけぃ。(何)
 駆穂  OK。
 津嶋  はい。
 GM  ほい。

Scene07. 「海神玉」
Scene Player “牙狼の王” 久継 駆穂 (登場:自由)

 駆穂  (54→61)
 GM  ……誰か侵蝕率で5以下出したやつはいるか。(何)
 駆穂  ダイスボーナス領域。

 GM  はてさて。それでは浜辺を見渡す小高い丘へやってきた。 ※10
 GM  今現在、浜は漂着した各務の人間を救助する人々でざわついている。
 駆穂  「……」 梧桐に聞いていた通り。ここはいい眺めだ。
 GM  そこにぽつんと小さな石碑が一つ。かつて彫ってあった銘も、潮風に削り取られて判別することはできない。
 駆穂  さくさくと音を立てて。石碑の前に。
 GM  かつて君の先祖が流れ着いたであろう浜。
 GM  それを助けた女性は、その名の通り死んだ後も海辺に葬られるのを望んだらしい。
 駆穂  「“久継”の名に。──古の誓約と制約を賭した“緋蓮”の銘の太刀をここに。──“蓮”」
 駆穂  「折れし刃は血を纏いて蒼炎を成し鋼を打つ。──結はここに」
 駆穂  とんと。太刀を石碑の前において。
 駆穂  ぼんやりとした目で。石碑を見て。
 駆穂  掘り起こされた形跡など無いか検分。
 GM  ぴしり、とひびの入る音。
 GM  独りでに瓦解する。
 駆穂  「……」
 GM  その中央に青く輝く玉。
 駆穂  「“ああ。また借りる事になるか。悪いね”」
 駆穂  やれやれと肩を竦めて。数百年前の先祖がした行いに対して。
 GM  『いいえ。約束を守って頂いた事へのささやかなお礼です』
 GM  と。生きていればあの娘は言ったのかもしれないが。
 GM  今はただ潮風が草を揺らすのみ。
 駆穂  「そうだね。──“僕で最後だ。最後にするよ”」
 駆穂  小さく目礼して。
 駆穂  太刀を手に取り。小さくなった石碑を少し立て直して。
 駆穂  梧桐の台所を借りた簡単な供え物を添えて。水を掛け。
 駆穂  「そうそう。最後に──“彼”より──」
 駆穂  「──“またな”、と」
 駆穂  くるりと背を向け。姿を消す。手には石。
 GM  シーンエンド。


Scene08. 「天照鏡」
Scene Player “A.G.” 梧桐 亜樹 (登場:自由)

 梧桐  (52→55)
 GM  おお、安いな。(何)
 津嶋  こっちにはついていこう。 (54→61)

 GM  では。亜樹はある山中にある由良神社へとやってきた。
 GM  実はこの神社は代々梧桐家が管理をしているので、場所は知っている(何)
 GM  かくいう自分も小さいころは処刑場遊び場にしていたわけだが。
 梧桐  「何故かは知らないが、先祖――特に真樹之丞が里帰りの度に訪れていたと聞く。かく言う私も昔は……」 何かを懐かしむように。(何) ※11
 GM  小さい神社だが、手入れは行き届いている。
 GM  この神社の周辺で、しばしば着物を着た子供の幽霊が目撃されるという話があったりするのだが。
 津嶋  「梧桐さんの遊び場だったんですか、ここ」 後ろからついてきつつ。
 GM  そういえば亜樹も小さいころ、そんな子供と遊んだような。気が。しないでもない。(何)
 梧桐  「いや、私のではないな。実はな、この島には……」
 梧桐  年月を経てイイ感じに色々尾ひれがついたゆらぎの伝承をそれっぽく語る。(何)
 津嶋  後ろから雷降らすぞ(何) >亜樹さん
 梧桐  マジ勘弁。(何)
 GM  真樹乃丞が子供泣かしたのもゆらぎのせいになってたりしてな。(何)
 津嶋  ぴしゃーん。とちょうどそのとき季節はずれの雷鳴が。
 GM  ていうか晴れている。(何)
 梧桐  「……」
 津嶋  「……雷」
 梧桐  「……ちなみに、その幽霊。雷の子、とも呼ばれているのだが」
 津嶋  「……そうなんですか」
 梧桐  「子供にしか見えないという話から、今もたまに見かけるという話もある。まあ、迷信の類だと思っていいと思うが」
 梧桐  すたすたすた。早足。(何)
 津嶋  「子供にしか見えぬ。それそのものが迷信でしかないとは考えんのかな?」 くすくすと笑うような声。
 梧桐  「……」びくっ(何)
 鳥越  登場しておこう。 (60→67)
 鳥越  「何を遊んでいるんだ?」 少し離れた位置から声を掛ける。
 梧桐  「……いや、幻聴が聞こえてな。津嶋君、君には」 聞こえたか、と問おうと。
 鳥越  「鏡の所存を確認に来たのだろう? 皓も、つまらぬ声あてなどするな」 腕組みをしながら目を向け。
 梧桐  そろーっと振り返る。(何)
 津嶋  「今は、“彼の子”では無いよ、この器は」
 津嶋  にぃ、と笑う。いつもとは違う笑みで。
 鳥越  ふむ。息をついて、梧桐の様子を見る。
 梧桐  カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ。(何)
 鳥越  「……」
 梧桐  「――ハハ、多芸だな君は」 カタカタカタカタ。(何)
 鳥越  「……局地的な地震か?」
 津嶋  「何を震えている? 時が経ち、梧桐の血は臆病に染まったか?」
 鳥越  「――まあいい。皓ではないのなら何と呼べば良いか。“雷の子”か?」
 鳥越  「いや、それは無かろう」 さりげなくツッコミを入れる。<臆病に染まった
 津嶋  「私を“ゆら”と呼ぶか、――われを“ゆらぎ”と呼ぶか。それにより――」
 津嶋  「まぁ、今はどちらでもいい」
 梧桐  「貴様等、我が一族を何だと思っているのだ。……む」 落ち着け、落ち着け俺。燃え上がれ俺のドS(コスモ)
 津嶋  「用件は大体解る。水蛭子」
 鳥越  肩を竦め、童の告げた語句に頷く。「そうだ。天照鏡……それを拝借に来た」
 梧桐  「ああ。我が先祖が預けた――と言うと語弊があるが――ものを」 首肯。
 津嶋  「――“力”が薄らぎ、この世に在ってまたも公になったそれ。……騒がしいのは、困る。この地では、な」
 津嶋  「持って行くがいいよ」 社を指し示し。
 鳥越  「忝ない」 ごく自然に礼を取り、梧桐の背を押し、促す。
 梧桐  「話が早いと助かる。……出来れば、無闇に人を驚かすのはやめてもらいたかったが」 背を押され、ややつっかえたような足取りで前へ。
 津嶋  「“遊んで”いるだけよ」 声に笑いを含め。
 梧桐  「……思い出したのだがな。その“遊び”とやらで死に掛けた覚えがある」
 梧桐  暗い笑いを浮かべつつ。社へ。
 津嶋  「時には……かつての“友”と語らうのも面白い。……へぇ?」
 梧桐  「従姉妹も一緒だったがな。2人して慌てふためき、石段を一気に転がり落ちた。よい思い出ではあるが」
 津嶋  「殺すほどの“遊び”はぬしに仕掛けた覚えは無いのだがね、亜樹」
 梧桐  振り向いた顔は、ものっそ笑顔。
 鳥越  周囲に気を配りながらも社へ向かう梧桐を見送り。……久しぶりに口角の上がる思いが湧き上がりつつ。
 鳥越  腕時計に目を遣る。そろそろ、駆穂も用事を済ませている事だろう。
 津嶋  「さて。まぁ、戯れはここまでとしようか」
 梧桐  何やらぶつぶつ呟きつつ、社の扉を開く。
 梧桐  「ああ、貴方は少し眠っているといい。――私の故郷だ。悪いようにはせんさ」
 梧桐  薄れゆく気配に、呟くように応え。
 津嶋  「後はせいぜい、この世に生きるお前達が足掻くと良い。我は、ただ、静かにこの地で“遊べる”ことを願うよ。――では」
 津嶋  その言葉を最後に、気配が戻る。
 鳥越  「戻ったか」
 梧桐  「ああ、そのようだ」
 津嶋  「……あれ」 一瞬呆然と呟き。
 梧桐  薄暗い社から出る。手には、年月を経ても輝きを残す銅鏡。
 津嶋  「あ、鏡、あったんですか?」
 梧桐  「この通り、な。……さて」 薄絹で鏡を包みつつ。
 鳥越  「では、戻るぞ」
 鳥越  後ろの様子を顧みず、すたすたと先に石段を下りる。
 津嶋  「はい。……っておかしいな、なんだかちょっと時間感覚が変なんですけど」
 梧桐  「……ち」 先に下りた鳥越を目にして、舌打ち。
 鳥越  何をしたかったんだ(何)
 梧桐  全部見なかったことにしろ、でないと突き落とす、と言いたかった。まあまたの機会に実行する。(何)
 津嶋  (大笑)
 GM  ぼた餅に毒でも仕込め。(何)
 鳥越  こんな愉快な事を他人に話すなぞ、勿体ない(何)
 津嶋  聞きたいのにー(何)
 梧桐  「見慣れぬ景色に気を取られたか?あまり気にするな。ここでは、さして珍しくもない」 擦れ違い様に、肩ぽむ。>皓
 津嶋  「あ、はい」 頷き、振り返って社の階段を後にする。
 梧桐  歩調を緩め、先に下りる2人を見送る。
 梧桐  「……また遊びに来るのも、悪くはないか」
 梧桐  頷き、自分も神社を後にした。
 GM  ではシーンエンド。


-Trigger Event-

Scene09. 「月読剣」
Scene Player “正位置の太陽” 津嶋 皓 (登場:可)

 津嶋  登場。 (61→64) ※12
 津嶋  おっけーおっけー。

 GM  ではまあ。鏡を取ってとりあえず戻ってきたわけだが。
 GM  鳥越と亜樹はなんかやることがあるって言ってどっか行った。(何)
 津嶋  ぉぅぁ。
 梧桐  ついに決着を付ける時が来たようだな―!(何)<やること
 津嶋  誰とだ……!
 GM  ゆらぎを階段から突き落としてるのか。(何)
 GM  場所は何処がいいすか(何)<居場所的に
 津嶋  そうですな。
 津嶋  小波塚とは場所の違う海辺とか辺りですかね。中間地点ぽく。
 GM  りょうかーい。
 津嶋  みんなが戻ってくるのをそこで待つ。
 GM  まあ待ち合わせ場所で待ってる感じで。
 津嶋  はい。

 GM  がさりと人の気配。
 津嶋  「――」 その音に、意識を。
 GM  「やー、少年。そんな物騒なものを持って誰を待ってるのかな。私?」 と後ろから声が。(何)
 GM  まあ真帆なわけだが。(何)
 津嶋  「……あ」
 津嶋  ヤバイ。と素直にうろたえて。
 津嶋  「す、すみません、勝手に持ち出して……!」
 GM  「そうね、まあ一言断ってもバチはあたらなかったと思うけど」 近くへ寄ってきてよっこいせと座る。
 津嶋  「う……」
 GM  「……で、何に使うつもり?」
 津嶋  「まぁ、言い訳しませんよ……。悪いことをしたのは事実ですから……」
 GM  「それで乱暴狼藉を働くつもりっていうなら確かに悪いことだろうけどねー。まさかそんなつもりじゃないでしょ」
 津嶋  「………」 どう答えたもんだかな。と、思案。
 津嶋  「それはありません」 きぱりと。
 津嶋  「……真帆さんは、旧い伝え物にまつわる話は信じる方ですか?」
 GM  「モノによるんじゃない? まー、この島その手の話には事欠かないし」
 津嶋  「みたいですね。僕も短期間ながら色々聞きましたよ」
 津嶋  「……梧桐さんがどこと無く警戒している幽霊とかもいるみたいですしね」
 津嶋  まぁ、それはともかく。
 津嶋  「……で、この剣の話も聞きました。それに付随したもう二つの話も。真帆さんもご存知ですか、それは?」
 GM  「うん、知ってるわよ」 あっけらかん。(何)
 津嶋  「………。で。まぁ、何だ……」 一瞬先を続けられず、黙る。
 津嶋  「……困ったな」 ぽそりと本音。
 梧桐  出るぜー。(のそ) (55→61)
 梧桐  ひゅー……
 梧桐  すたっ
 梧桐  「すまないな、少し遅くなっ……」 崖の上から砂浜に着地する。(何)
 GM  「……」
 津嶋  「……梧桐さん」
 GM  「おおおおおおおおおおお、あっきーじゃない。なーんだ、帰ってきてるなら顔くらい出しなさいよもー」 走りよって抱きつく(何)
 梧桐  「……そうか、うん。剣術、というキーワードを聞いた時点で思い出すべきだったな。あとあっきー言うな」(何)
 GM  あっきーまっほー。(何)
 津嶋  「……お知り合いだったんですね」
 梧桐  何そのドSコンビ。(何)
 津嶋  登場といきなりのコミュニケーションに唖然として。
 GM  「そりゃもう。なんていうか朋友ってやつ?」(何)
 梧桐  「認めたくないが、幼馴染というやつでな。……昔は2人で、私の従姉も交えて色々やったものだ」 懐かしそうに頷く。(何)
 津嶋  「あーなんだかそれよく解ります」 妙に納得して頷く(何)
 梧桐  「まあ、それはそれとしてだな」 引き剥がしつつ。(何)
 GM  「ああん」(何)
 梧桐  「……」(何)
 梧桐  「まあその、何だ。本来なら私から一声かけるべきだったのだろうが」 皓の手にある、抜けない刃に視線。
 津嶋  その所作に吹っ切れた。「……伝承を、確かめたかったんですよ。だから」
 津嶋  「だから、悪いとは思ってもお借りしました。無断で持ち出したことについては、謝罪します、真帆さん」
 GM  「なんか曖昧ねー。もうちょっとハッキリ言ってくれない? こう一言で」(何)
 津嶋  言っていいのかなとそれは素直に悩む……。
 梧桐  「ああ、では」 首肯。
 GM  「心が曇れば刀も曇る。迷いを抱えたまま太刀を振るうなんてのは論外よん」 チッチと指を振る。
 津嶋  「……今、この剣が必要なんです。僕達……いや、僕には、きっと」
 梧桐  「……ふむ」 自分が言う必要は無かったか、と。
 津嶋  「この先に起こるべき事を、それを、止めるために」
 GM  「――刀の使い道は唯一つ。それで何を切る?」
 津嶋  「……鎮めるべき存在を断つために」
 津嶋  「だから、お願いします、船橋当主。この剣を使うことをお許しください」
 GM  「うーん、60点ね。まあいいか」 腕を組んで。
 津嶋  「……辛いな」 苦笑して。
 梧桐  「厳しいな。彼にしては上出来だと思うが」苦笑い。
 GM  「よろしい、船橋家当主代行の名においてその刀を君に貸しましょう。どうせ何かあっても責任はあっきーが取るでしょうし」(何)
 津嶋  「ありがとうございます」 安堵の息をひとつ、深々と礼をして。
 梧桐  「貴様、昔から同じことを言っていたな」(何)<責任
 GM  「……君なら抜けるわ。そんな気がする」 笑って皓の肩を叩き。
 津嶋  「……だといいですね」
 GM  「そんなことにならないよーに、しっかり見ててあげてちょうだい」 亜樹にウィンクする。(何)
 津嶋  どこか複雑な思いで、手にした剣に視線をやり。
 梧桐  「私としても、あの剣は気になるからな。梧桐として、貴様の幼馴染として、承ろう。真帆」 暗い笑みを返す。先祖譲り。(何)
 GM  「よろしい。まあ、できれば帰ってきた時にでも少しくらい詳しい話を聞かせてくれると嬉しいわ」 笑い。
 津嶋  「それでは、しばらくお借りします。……帰ってきたら、罰としてその分しごいてください、ね?」 真帆さんに笑いかけ。
 津嶋  「――はい」
 梧桐  「……そういうことを言うと本気にするぞ、コイツは」 憐れみの篭った視線。(何)<罰として
 津嶋  頷き、亜樹さんに苦笑いを返し。
 津嶋  「行きましょう」
 梧桐  頷いて、煙草に着火。紫煙を深く吸い込む。
 梧桐  ……ん、真帆にロイスを結んでイイですかのー。[■友情/□恥辱]で。
 GM  ナニされたんだ。(何)
 梧桐  それはGMの心の中に。(何)
 GM  おーけい、まあ切るぜ。(何)
 梧桐  うい。(何)


Climax Phase-1

Scene10. 「焔立つ氷柱凍る」
Scene Player “烈火の仮面” 鳥越 劉斗 (登場:全員)

 鳥越  (67→77)
 鳥越  殺る気だ。 ※13
 梧桐  (61→64)
 梧桐  ちょ、鳥越がドSに取り込まれかけてる。(何)
 津嶋  (64→71)
 駆穂  (61→67)

 GM  ではでは。全員合流し、古文書に記されている洞窟へとやってきた。
 GM  辺りには工事機材が置き去りになっているが、人の気配はない。
 GM  代わりに洞窟内から濃密なレネゲイドの気配が(何)
 鳥越  「間違いない。この奥だな」
 津嶋  「嫌な感じですね、どうにも……」
 鳥越  足元に転がる石を踏みしめながら、誘われるままゆっくりと奥へと向かう。
 梧桐  「何か懐かしい気もするな。……思い込みではあろうが」
 駆穂  “ゆらり”。──とんっと。工事機材の上に。
 駆穂  跳躍して下りる。
 駆穂  「──血と言うものさ。梧桐」
 GM  電気は通っているらしく、通路には明かりが備え付けられている。
 梧桐  「認めたくはないがな」 駆穂の言葉に、苦笑い。
 駆穂  「事実だからね」 ゆらり、と。歩を進め。合流する。
 鳥越  「“血”か……」
 鳥越  久しぶりに帯びた3本の剣を腰に。その存在を確かめるように手で触れる。
 GM  しばし奥へ。漂う気配と単調な壁面が時間と距離を麻痺させる。
 GM  どれほど歩いたか。行く手を遮る一つの影。
 GM  「――UGNご一行様ご案内ってところか」
 駆穂  「──古にても。水蛭子は待ち望んでいた」
 駆穂  「彼のような人物を」 やれやれと。肩を竦め。
 GM  右手に大太刀。鳥越には見覚えがある。霧生壬午。
 鳥越  「島の観光は楽しかったぞ。次の趣向は何だ?」 幾らか年若い“壊し屋”の姿に歩を止める。
 GM  「そうだねぇ、大怪獣と戦うってのはどうだい?」 右手に何かのスイッチ。
 津嶋  「……何を」
 梧桐  「非常識は好かんのだがな…。現状、冗談では済まないところが笑えない」 言葉に反し、低く哂う。
 GM  ぽち。(スイッチ押した音)
 GM  ズゥゥゥン、と奥から響く振動。レネゲイドの気配が一層濃密になる。
 駆穂  「──“保険無”の“不発弾”さ」
 鳥越  「其れも良い。だが、その前に……」
 津嶋  「……本気で、やったんだ」
 GM  スイッチを投げ捨て。「さて、これで寝た子は起きるはずさ。寝起きが悪ぃからな、急がないと大変だぜ?」
 駆穂  「本気? はじめから彼らは本気さ」
 津嶋  「なら、完全に目を覚ます前にまた眠らせるだけだよ。……こっちも、本気でさ!」
 駆穂  “ゆらり”と。無造作に歩を進めて。
 駆穂  「鳥越」
 鳥越  「大怪獣と戯れるには大怪獣が相応しかろう」
 津嶋  目の前の人物ではなく、意識は奥へと。「邪魔はしないでよね……」
 GM  断続的に洞窟が揺れる。否、島自体が揺れている。
 鳥越  駆穂を見。「怪獣退治仕事の前に、一つ。決着をつけておきたい」
 GM  「あんたらも中々に楽しそうだけどな。一度に二人も三人も相手にできるほど、俺も絶倫じゃないんでね」
 梧桐  「楽しめそうか?」 一歩を踏み出しつつ、問う。>鳥越
 駆穂  「僕は君には興味が無い」 霧生を見て。短く。
 鳥越  「久し振りに」 梧桐の問いに、短く応え。
 GM  「そいつは残念だ。もっと人生楽しまないと損だぜ?」 駆穂に。
 津嶋  「鳥越さん……」
 梧桐  「そうか。なら存分に」 戯れよ、と告げて。歩みを進め。
 津嶋  「待ってますよ」 言って、歩を先に。
 GM  通り過ぎる二人を霧生は妨げない。
 鳥越  「先に行って待っていろ。ああ、片付けてしまっても構わんぞ」
 津嶋  「手を煩わすことが無いようにしたいですね。――また後で」
 梧桐  やれやれ、と肩を竦め。闇に消える。
 鳥越  空手に冷気を凝縮させ、一振りの剣を生み出す。
 駆穂  「君が彼に勝てたら相手をしよう。君の楽しみの為に」 洞窟にても音の反響すら許さぬ冷たき声で。霧生に。
 駆穂  「では。──君には“また”、と」 鳥越に応え。鞄を携え。奥に。
 駆穂  “ゆるり”、と消える。
 GM  「くっくっく、いいねぇ。一度でいいからこういうシチュエーションで決闘ってのをしてみたかったんだよ」
 GM  氷剣使うなら侵蝕上げておいて(何)
 鳥越  「――さて。夜の相手は出来んが、逝かせてやるくらいなら務めてやろう」
 鳥越  《氷剣》使用。侵蝕値は79%に
 GM  鞘を払い。「おいおい、俺はそっちのケはねえぜ。ま――楽しませてくれることに間違いはなさそうだがな!」
 GM  ってとこで衝動判定を(何)
 鳥越  「安心しろ。俺もその気は無い――」腰の剣を一振り、地に突き立て。
 鳥越  衝動判定。(7r10+1→10)
 鳥越  また成功してしまって、93%に。 (79→93)
 GM  残念そうだな。(何)<成功
 GM  こっちはイニチ16なんでそっちが先行。エンゲージは……まあ済みってことで。


 GM  ラウンド1
 GM  セットアップ。
 GM  こちらはなし。
 鳥越  無し。

 GM  んでそちらから。
 鳥越  両手に剣を携え、体を低く落として疾駆。
 鳥越  白兵5+《コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/業炎》 侵蝕値+10→103% (15r7+5→39)
 鳥越  39
 GM  《砂の盾》+《フォームチェンジ》+《蒼き悪魔》+《炎神の怒り》+《クールウィル》+《氷盾》+《ブレインコントロール》 (24r7+21→66)
 GM  受けた。(何) ※14
 鳥越  鈍い金属音を立て一撃目を凌がれるも、構わず三撃。 (4d10+64→85)
 GM  ……
 鳥越  85点
 GM  85。
 梧桐  生きてるかい。(何)
 GM  《氷雪の守護》(何) (4d10→16)
 GM  75点止めで10点ダメージ。
 GM  一撃、二撃と刀で弾き。三撃目は凍りついた素手で受け止める。
 鳥越  灼き切れなかった重い感触のまま、刀を引く。
 GM  「……ってぇ……。俺に傷つけたやつなんざ、マジで久々だぜ」
 鳥越  「お前に教えられた事が一つある。授業料だ」

 GM  《氷の加護》→《炎神の怒り》+《ブレインコントロール》 (16r7+6→72)
 GM  白兵の72と出た。(何)
 GM  「オイオイ、俺は何も教えた覚えはないんだがな。こんな授業料は御免蒙るね!」咆えながら刀を繰り出す。
 鳥越  白兵5+《戦士の知恵/氷盾/業炎》 侵蝕値+6→109% (13r7+5+7+5→42)
 鳥越  逸れた。
 鳥越  ダメージかむ。
 GM  つーかさっきの鳥越のダメージ+64て何。(何)
 鳥越  菖蒲剣(イノセントブレード)&不知火(氷剣)&夾竹桃(名刀)&山茶花(名刀)
 GM  両手剣二本+イノセントブレード+氷剣か!
キャラクターシートのコンボデータはフル装備のものでなかったので、勘違いしてダメージを20ほど低く見積もってデータを作っていたので焦るGM。
 GM  いかんな、PAAでも着せておくんだった。(何)
 GM  とりあえずダメージ。 (8D10+16→63)
 GM  装甲あり63。
 鳥越  《不燃体》で20点止めるが、HPが足りない。【昏倒】
 GM  「……どうした、もうお仕舞いかよダンナ?」
 鳥越  水蛭子にロイス。好奇心/敵愾心。それをタイタスにして復活。
 GM  了解。
 鳥越  「……修正完了」 ゆらりと立ち上がる。
 GM  「……へっ、そうこなくっちゃあな」

 鳥越  セカンドは無し。
 GM  了解。ではこちらは《炎神の怒り》で2ダメージもらって終わり。
 GM  あ、ちなみにさっき《蒼き悪魔》はいってたけど《不燃体》で防がれたことにしといて。(何)<受け
 鳥越  はい。防ぎました(何)<不燃体


 GM  2ラウンド目、セットアップ。
 鳥越  無し。
 鳥越  額から流れる血を蒸発させ、視界をクリアに。
 GM  《サポートデバイス》、肉体に+6D。
 GM  急激に下がる周囲の気温。
 GM  「……久々に本気になれそうだぜ。ちょいと歩きづらくなるが、勘弁してくれよ」
 GM  そして周囲を覆い尽くしていく氷。

 GM  んで鳥越。
 鳥越  途中成長を申請していいですか?
 GM  おっけー。
 鳥越  では。《終末の炎》を1レベル取得。
 GM  了解。
 GM  ついにやりやがった。(何)<終末ファイヤー

 鳥越  マイナー、無し。
 鳥越  白兵5+《コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/業炎/抜き打ち/達人の業/終末の炎》
 鳥越  侵蝕値+17→126% HPを23点消費。リアクションに12DP。
 GM  鬼か。(何)
 鳥越  真正面から霧生の腹部を目掛けて膝蹴り、一瞬開いた間合いに一歩踏み込んで…… (15r7+5→27)
 鳥越  27
 GM  よし(何) 《砂の盾》+《フォームチェンジ》+《蒼き悪魔》+《炎神の怒り》+《クールウィル》+《氷盾》+《ブレインコントロール》 (18r7+21→56)
 GM  まあ受ける、が。
 鳥越  身体を預けるよう刀身に体重をかけて振り切る。 (3D10+87→87)
 鳥越  112点、装甲値有効。
 GM  「見え見えなんだ、よっ……って冗談だろオイ!?」 斬撃を凍らせて防ぐが。
 GM  《氷雪の守護》 (4D10→20)
 鳥越  眩い炎の中、軸足を変えて逆方向に体を捻り、斜め上への返しの一太刀。
 GM  79止めて32点貰い、【昏倒】。
 GM  だが《燃える魂》(何)
 GM  HP20で復活する。
 GM  斬られた場所から血が噴出し、すぐさま熱で蒸発していく。
 GM  「……っげほっ、マジ死ぬかと思ったぜ。常識外れもいいところだ」 悪態を吐くと傷口を凍らせて止血していく。
 鳥越  「瀬戸内海遊泳を余儀なくされたお陰で、俺の眠気も飛んだ」
 鳥越  「お前に教えられた……任務前日の女遊びはなるべく控えることにしよう」
 鳥越  ――首筋に手を当て。

 GM  「今のがアンタの切り札か。……なら、俺の切り札も見せないとな」
 GM  懐に手をやり、数度斬撃を受け止めたがために熱と衝撃で歪み、用を成さなくなった刀を投げ捨てる。
 GM  同時に《折り畳み》していた長大な剣を引き抜く。
 GM  「……こいつが俺の愛剣さ。その名も氷柱折……ま、俺のコードネームだよ」
 GM  トツカね。(何)
 GM  明らかに人間の使うものではない刀を悠々と肩に担ぎ。
 GM  「さぁて、一発受けてもらおうかい!」 振り下ろす。
 鳥越  巨大な剣を前に薄く笑む。「…来い」

 GM  マイナーはトツカ準備したってことで。
 GM  《炎神の怒り》+《ブレインコントロール》+《クロスバースト》 (21r7+6→32)
 GM  うお、白兵で32。
 鳥越  白兵5+《戦士の知恵/氷盾/業炎/融解》 侵蝕値+8→131% (15r7+5+8+6→81)
 GM  あえて受けるか。(何)
 鳥越  68点止める。
 GM  そしてトツカ能力宣言するの忘れてたぜ。(何) (4D10+27→51)
 GM  装甲有効51。
 鳥越  二本の刀を交差させ、無造作とも取れる大太刀の一撃を受ける。
 鳥越  衝撃に軸足が数センチ地に埋まる。
 GM  ギギ、と刀を押し込む。「……っかぁ。マジで常識外れだな、アンタ」
 鳥越  「お前もな……」 衝撃の重さにギリリと鋼が軋み、関節が悲鳴を上げる。

 GM  ふ、と刀を担ぎ上げ。「……どうする、まだやるかい。個人的にはこの辺りで手打ちにしておいて貰いたいんだがなぁ」
 GM  「一度見逃したんだし、そっちも見逃してくんない?」 表情だけはにこやかに。手に持つ得物とその体は凄惨そのもので語りかける。
 鳥越  「……部下の命を奪わなかった事には、礼を言う」
 鳥越  「俺の目的は“闘い”そのものだ。その気のない者に振るう剣は持ち合わせていない」 直刃の剣を鞘に仕舞う。
 GM  「見逃してくれるっていう解釈でいいんだよな。いやー、命拾いしたぜ」どのような鞘にも収まらないであろう巨大な刀を《折り畳み》し、再び懐へ。
 GM  「どうだい、アンタこそウチに来ないか? 毎日闘えるぜー」 先刻投げ捨てた刀を拾い上げるが、刀身を一目眺めて諦めたように投げ捨てる。
 鳥越  「それは魅力的だな」 二の腕をさすり、ぶっきらぼうに答える。
 鳥越  「だが、俺が各務に所属しているのには理由がある。FHに属するつもりはない」
 GM  「そうか、まあ元々社交辞令だったんだけどな。じゃあな、お互いのためにもう会わない事を祈ってるぜ」
 鳥越  「お前は斬り応えがある。次に相見えた時には、また斬らせてもらおう」
 GM  「そいつは勘弁」 そして自ら巻き起こした霧の中に掻き消える。
 鳥越  「……さて、“仕事”に戻るか」
 鳥越  無人のフィールドにて呟き、ゆっくりとした足取りで皆の向かった先へと。
 GM  ではシーンエンド。


Climax Phase-2

Scene11. 「宿業の果て」
Scene Player “正位置の太陽” 津嶋 皓 (登場:鳥越以外全員)

GMが最終日のプレイのために、セッションチャンネルへ入った時の事。

*** Inui has joined channel #DX_inui ※15
*** Topic for #DX_inui : 山邑の支配する#DX_inui
 GM  Σ(´Д`ズガーン
 頭文字Y  ククク
 頭文字Y  支配者は私だけで十分だ!(何
 GM  面白いからそのままにしておこう。(何)
 頭文字Y  誰か来るまでな(何
*** kobito has joined channel #DX_inui
 鳥越  ……支配されていた(何)
 頭文字Y  フハハいらっしゃいませ!
*** tatsuki has joined channel #DX_inui
*** giwa has joined channel #DX_inui
*** kuryu has joined channel #DX_inui
*** shingoro has joined channel #DX_inui
 GM  #8r7
Inui:8r10=(10,3,5,4,5,6,2,1)=Critical!!
Inui:1r10=(6)=6+10=16
 GM  まあダイス振れるしいいか。(何)
*** New Mode for #DX_inui by yamamura: +o inu_dice
*** New Mode for #DX_inui by yamamura: -o yamamura
 頭文字Y  ダイス様に禅譲した(何
 GM  ダイスが主に
 駆穂  (67→76)
 梧桐  (64→67)
 津嶋  (71→72)

 GM  響く剣戟の音を後ろに残して走る。
 駆穂  「──さて」
 梧桐  「あちらは勝手に盛り上がっているようだが。……こちらはそうもいかん、か」
 GM  剣戟と言うにはやや音が派手すぎるかもしれない(何)
 津嶋  「鳥越さんなら心配ないでしょう。……むしろ、問題はこの先」
 GM  そして開けた空間に出る。
 梧桐  というか爆発音聞こえね?(何)
 駆穂  「やれやれ。先祖代々“奇縁”というものかな」
 GM  水蒸気爆発とか起きてるかもしれない。(何)
 GM  氷を一瞬で気化させてるからな(何)
 津嶋  帰れるんかなこの後(汗)
 GM  ドSドリルで脱出し候
 鳥越  洞窟崩れなければ良いですね(何)
 GM  まあそれはともかく。(何)
 梧桐  「その縁も、出来ればここで断ちたいところだ。人との縁はともかく、化物との縁はな」 しゅぼっ、すぱー(何)
 駆穂  「津嶋。──それと梧桐」
 GM  伽藍の奥で鈍く光る何か。
 GM  それは常に形を変えながら、徐々に光を強めている。
 津嶋  「何?」 返事は上の空で、光に目を。
 梧桐  視線だけ向ける。
 駆穂  「今わの際で生命の危険が迫れば、神器を置いて逃げる余裕がある内に逃げろ。──背後の様子からして洞窟の崩落もそう遠い話でもない」
 駆穂  背後の剣撃がいったん止んだ様を受けて。“やれやれ”、と。肩竦めて。
 津嶋  「……。考えておく。まぁ、そんな余裕はないだろうし、あったとしてするつもりもないけどね」
 梧桐  「ご忠告は痛み入るがな。生憎、私は梧桐亜樹だ」 苦笑いを浮かべ、煙草を捨てる。
 駆穂  「──やれやれ」 呆れた口調で肩を竦めて。
 GM  人が入ってきたことに気づいたのか。光が瓦礫の中から徐々に染み出してくる。
 津嶋  「中途半端は嫌いなだけだよ。折角の助言だけどね」 笑い。
 津嶋  「決めたなら――終わらせるだけだ」
 駆穂  「やぁ。水蛭子」 ことん、と。古ぼけた鞄を置いて。
 GM  残った瓦礫を跳ね飛ばし。その名の通り骨無しの巨大な化物が姿を現す。
 梧桐  「……あまり美しいとは言えんな」 眉を顰め。
 GM  イメージ的に光るバ○ベアードだと思ってくれ。(何)
 GM  目はないけど(何)
 梧桐  このドSどもが!とか言ってくるのね。(何)
 駆穂  「──彼──彼女は待っていたんだ。時を越えて。己が足にて外に出る事を」
 GM  目を、鼻を、口を、耳を。手を足を爪を牙を。生やしながら自ら飲み込みながら。徐々に迫ってくる。
 津嶋  「……神代の時代、イザナギとイザナミの間に生を受けながら、異形ゆえに流された御子。――ヒルコ」
 津嶋  「……それを哀れと思うのは、理由は無いのかも知れない。けど」
 駆穂  「討つ事が正しいか、か」
 駆穂  「──ただ。君の言ったとおり。“終わらせ”なければ島の人間は死ぬ」
 駆穂  「更に多くの人間が死ぬ」
 駆穂  “ゆらり”と。窟の闇にて“影”は衣を纏う。
 津嶋  剣を。手の中のそれを、慣れない重さを噛締めるように、両手で確かめるように。軽く強く、握りを繰り返す。
 津嶋  「……封印されたと言うには、理由があるため、だろ?」
 梧桐  「どのような経緯でこの島に流れ着いたのかは知らん――が」
 梧桐  「このまま居座られても困るのでな。――そろそろ滅びても良い頃合だろう」 唇の端を歪める。
 GM  そしてその身から発する光が一際強くなり、周囲を覆い尽くす。
 GM  衝動判定ゴー(何)
 駆穂  「異端は異端ゆえさ。津嶋」
 駆穂  (11r10+2→21)
 駆穂  (2D10+76→85) 成功。85に。
 津嶋  衝動 (6r10→9)
 津嶋  (2D10+74→81) 成功の81%と言うことで。
 梧桐  (6r10+3→10)
 梧桐  成功っぽ。(何) (2D10+67→75)
 梧桐  こちらは75%で。安い。(何)

 GM  では。それに応じて持ってきた神器が輝き始める。
 梧桐  「――さて。役に立ってくれればいいが」 はらり、と。鏡を包む風呂敷を解く。
 GM  鏡が光を反射すると。やや周囲を覆っていた光が薄れる。
 GM  水蛭子のエフェクトレベルが全て-1された!(何)
 梧桐  (ちゃらららちゃっちゃっちゃーん♪(何))
 駆穂  「──鳥越も言っていたが保険さ」 納刀された柄に海神の玉を。
 GM  玉は穏やかに輝いている。
 GM  誰かが昏倒もしくは死亡した際、即座にHPを2D10点回復させて復活させます。(何)
 梧桐  ドSブレードは?(何)
 津嶋  「――」 利き腕を柄に。
 駆穂  復活させるのに代償とかありますのん?(のん)
 GM  いや。《奇跡の雫》と同じだと思ってくだせー。
 津嶋  おお、便利。
 GM  ただし1回こっきりね。対象はそちらで決められることにしますか。
 駆穂  了解。
 梧桐  あい、しー。
 GM  刀は今こそ己が振るわれる時、とばかりに。小刻みに震えている。
 津嶋  「……僕は、“刃”は使わない。けれど」
 津嶋  「それが必要な“力”になるなら。……求めるよ。――月読剣」
 津嶋  先だって抜けることの無かった剣を、再度引き抜かんと。
 GM  あれほど頑なに抜かれることを拒んだ剣が、今はまるで自らの腕の一部のように容易く抜き放たれる。
 GM  そして、その刀身は千年の時を経てなお往年の輝きを失ってはいなかった。
 津嶋  ――無言のまま、再度、確かめるように、刀身を振るう。……いつものこと。戦闘前の儀式。
 GM  うむ。
 梧桐  「――いい面構えだな」 いや、深い意味は無いよ?(何)
 GM  ではシナリオロイスを【秘密兵器】にしてください。(何) ※16
 津嶋  って、まじ!?
 GM  マジです(何)
 津嶋  了解しましたが……ええと、何になるでしょう?
 GM  データはフォールンブレイドで。
 梧桐  オメ。(何)
 津嶋  フォールンブレイドですね。了解しました。
 駆穂  「さて、と」

 GM  水蛭子は君たちを敵として認識したらしい。膨れ上がる敵意。
 GM  エンゲージはそちらは自由でOK。
 梧桐  ん、エンゲージ外で。IVは9
 駆穂  ではエンゲージで。
 津嶋  同じくエンゲージ希望。
 駆穂  IVは31で。
 梧桐  このHENTAI!(何)<31
 津嶋  IV23です。
*** New topic on #DX_inui by GM_inui: 山邑の支配するイニシアチブ 駆穂>皓>水蛭子>ドS
 駆穂  ハヌマーンを馬鹿にするな(何)
 GM  では戦闘開始だ!(何)


 GM  第一ラウンド
 GM  セットアップ。
 津嶋  なし。
 駆穂  なし。
 GM  こちらは《戦いの予感》。
 梧桐  なし。今のうちに《領域の支配者》の取得を宣言。
 GM  了解。
 梧桐  後は特になし。かもん。
 GM  《万色の檻》はまだいいのか。(何)
 梧桐  あ、忘れてた。(何)
 GM  忘れんなよ!(何)
 梧桐  《万色の檻》を宣言。侵食率83%へ。
 GM  了解。

 GM  では水蛭子が。機先を制してその全身から高熱の光の束を撒き散らす。
 GM  《主の恩恵》→《主の右腕》+《スターダストレイン》+《全知の欠片》+《光の裁き》+《光の弓》 (11r7+2→47)
 GM  防御行動に2個のペナルティ。シーン全体に射撃攻撃。
 梧桐  +1してCr7て、コイツ侵食率どんだけあるんだ。(何)
 GM  たくさん。(何)
 梧桐  把握した。(何)
 GM  ブレイクアップのマスターレイスより高いとは言っておこう。(何)
 梧桐  リアクション放棄。
 津嶋  ……がんばろぅ(何)
 津嶋  此方も食らいます。
 駆穂  振るだけ振っておきますか。念のため。
 駆穂  《炎神の怒り/ブレインコントロール》 侵食値:91 (13r8+9→32)
 駆穂  無理っと。ダメージを。
 GM  (5D10+24→46) 装甲有効46点。 ※17
 梧桐  りざれくちょ (1D10+83→84)
 梧桐  え、ちょ。(何)
 GM  安ッ(何)
 津嶋  昏倒。リザレクト。 (1D10+81→83)
 GM  ちょwww(何)
 津嶋  ……あれ?
 津嶋  この島やっぱおかしいよ……!
 駆穂  HP3点残った。侵食率91のまま(何)
 梧桐  硬ェ。(何)
 GM  ではこちらの攻撃はそれで終了。怪光線が洞窟をなぎ払う。

 GM  では駆穂。
 駆穂  「──何やっているんだか、僕は」
 駆穂  亜樹の後まで待機。

 GM  んで皓。
 津嶋  はい。
 津嶋  一発当てとくか。
 津嶋  ……あ、いややっぱやめ。此方も待機で。

 GM  じゃあ何故か期待の亜樹。(何)
 梧桐  え、ちょ。(何)
 梧桐  マイナーで《領域の支配者》、メジャーで攻撃。どーん。
 梧桐  <RC3>《ペトリファイ/絶対の空間/破砕の顎》《領域の支配者》《万色の檻》 (14r8+3→45)
 梧桐  45、射撃攻撃。しゃおらー。
 GM  《全知の欠片》+《ゆらめき》+《ニンバス》 (21r7+2→27)
 GM  ぬお。ダメージくれ!(何)
 梧桐  この島が通称何と呼ばれているのか忘れたのか…!(何) (5D10+1→29)
 駆穂  ドS島(何)
 梧桐  29点。しょぼーん。
 GM  まさか。この島全体が、ドSの領(ry
 梧桐  「――そう。私が、支配者だ」
 GM  地面から飛び出した鎖が、不定形の光る塊を縛り付ける。
 梧桐  不定形の肉の塊を、銀鎖が縛り上げる。
 梧桐  あと1ラウンドの間動けないけど意味ないよね。(何)
 GM  まあね……(何)
 GM  んでどっちが先に動く(何)
 津嶋  此方先行きましょうか?
 駆穂  どうぞー。

 津嶋  はい。では先行。
 GM  ちなみに手ごたえからして装甲はないようだ。
 津嶋  マイナー《炎の加護》→メジャー《音速攻撃/炎神の怒り/炎の剣/さらなる波/クロスバースト/業炎/マシラのごとく》
 津嶋  侵食率102%で。 (21r7+9→52)
 GM  マジ出目いいな。(何)
 津嶋  52!
 GM  《全知の欠片》+《ゆらめき》+《ニンバス》 (21r7+2→38)
 GM  くう、ダメージかもん!
 津嶋  っし! ダメージ。 (6D10+64→104)
 GM  ……
 駆穂  ……。
 津嶋  装甲有効104とか。
 GM  半ば以上を斬り飛ばした(何)
 GM  ついでに洞窟の壁面まで削り取る斬撃!(何)
 津嶋  それでも“半ば”以上か……!

 GM  では駆穂。
 駆穂  マイナー:《早業/炎の加護/氷の加護》 侵食値:101
 駆穂  [白兵]+《炎神の怒り/ブレインコントロール/炎の剣/さらなる波》 侵食率:111 (22r7+9→53)
 駆穂  53。
 GM  つーかことごとく達成値50とか出してくるな。(何)
 GM  《全知の欠片》+《ゆらめき》+《ニンバス》 (21r7+2→38)
 GM  ぐわー
 駆穂  (6D10+27→57)[装甲有効]
 駆穂  57点。
 駆穂  無造作に横薙。
 駆穂  「──」
 GM  うお《イモータルライフ》(何)
 GM  (2D10→6) HP6で復活。(何)
 GM  鎖で自由を奪われた化け物を二本の刀が切り裂いた。
 駆穂  行動終了。

 GM  とりあえずセカンド。
 駆穂  今回は無しで。
 津嶋  無しで。
 GM  こちらは宣言。
 梧桐  なし。

 GM  《光速の剣》+《主の右腕》+《全知の欠片》+《自在槍》+《伸縮腕》+《貪欲なる拳》+《ジャイアントグロウス》
 GM  エンゲージしている二人組を。 (20r7+4→37)
 GM  うう、37(何)
 津嶋  おーぅ。
 GM  触手が渦を巻いて襲い掛かる。ダメージを食らうとDPなんだが意味はないな。(何)
 津嶋  今度は避けねば。《陽炎/ブレインコントロール》侵蝕率:109% (17r7+4→30)
 津嶋  当たった……!
 駆穂  #23r7+9《炎神の怒り/ブレインコントロール/ニンバス》 (23r7+9→52)
 駆穂  侵食値は同様にして120。
 GM  (4D10+18→40) 装甲有効40点。
 津嶋  40か……
 津嶋  ちょっと難しいな。食らいます。
 駆穂  海神の玉の力を解放。皓を[昏倒]より[復活]。 (2D10→9)
 GM  おっけい。
 津嶋  あ、サンクス。
 駆穂  HP9まで回復。
 津嶋  感謝。
 GM  玉が蒼く輝くと同時、皓の体に暖かい力が満ちてくる。
 駆穂  「──」 刀を納刀し。玉の輝きが静まった事を再度確認する。
 GM  玉は役目を終えたとばかりに、ただの石の様相を取り戻している。
 津嶋  「……助かったよ」
 駆穂  「終わらせるんだろう」

 GM  ではクリンナップ。
 梧桐  なっしん。
 駆穂  《炎神の怒り》バックファイア。HP3に。
 津嶋  炎神効果。HP8へ。


 GM  では第二ラウンド。
 GM  セットアップ。
 駆穂  無し。
 津嶋  無しで。
 GM  こちらもなし。
 梧桐  なし。《万色の檻》持続中。

 GM  では駆穂。
 駆穂  再び亜樹の後まで待機。

 GM  では皓。
 津嶋  はい。
 津嶋  白兵9+《炎の加護》→《音速攻撃/炎神の怒り/業炎》 侵食率 118% (24r7+9→41)
 津嶋  #24r7+9
 津嶋  41。
 GM  《全知の欠片》+《ゆらめき》+《ニンバス》
 GM  ここで気張れ俺! (18r7+2→35)
 GM  オワー
 梧桐  山邑先生が支配しているからな。乾どんの好きにはさせんさ。(何)
 津嶋  おっけ! ダメージ。 (5D10+10→35)
 津嶋  装甲有効35点。
 GM  《光の守護》。
 津嶋  っし。一枚剥いだ!
 GM  斬った、と思ったのは残像だった。

 GM  んでこちらか。《主の恩恵》→《主の右腕》+《スターダストレイン》+《全知の欠片》+《光の裁き》+《光の弓》でー。 (11r7+2→36)
 GM  シーンに射撃36、防御に2Dペナ。
 梧桐  びもうだな。(何) だが俺はノーリアクション。
 津嶋  避ける。《陽炎/ブレインコントロール》侵蝕率:124% DP付加 (16r7+4→40) #16r7+4
 GM  ぐおおおお
 津嶋  おっけ。
 GM  なんか場が支配されてる!(何)
 梧桐  これが山邑ゾーン!
 GM  なんか演出っぽいこと言え!(何)>亜樹ねぇ
 駆穂  #29r7+9[回避]+《炎神の怒り/ブレインコントロール/見切り/ニンバス/フラットシフト》 (29r7+9→33)
 GM  お、当たった。 ※18
 GM  (4D10+24→42) 装甲有効42点。
 梧桐  「――ち。やはり長らく離れていては、影響力も弱まるか」 (1D10+95→104)
 梧桐  え、ちょ、ここで上がりすぎ。(何)
 GM  つか今まで100%切ってたのか。
 駆穂  ──光の矢で貫かれ[昏倒]。侵食値120。
 GM  ともあれ。未だ化け物は光を放ち、動きを止めない。

 GM  んで亜樹。
 梧桐  ぉぅぃぇす。マイナーで《領域の支配者》、メジャーでどどんぱー。
 梧桐  <RC3>《ペトリファイ/クリスタライズ/絶対の空間/完全なる世界》《領域の支配者》《万色の檻》 (24r7+3→34)
 梧桐  え、ちょ、ヤな予感がするー。(何)
 梧桐  リアクションのCr+1な。
 GM  《全知の欠片》+《ゆらめき》+《ニンバス》 (21r8+2→47)
 GM  ぐわははは(何)
 津嶋  うわわわ。
 梧桐  支配権が奪われた!(何)
 GM  絡みつく鎖を引きちぎる!
 GM  ありがとう山邑ワールド!


 GM  んでセカンドアクション。
 GM  こちらは宣言。
 津嶋  む……。
 梧桐  む、んー…。……ダイス−1なのを忘れてたな。(何)<《破砕の顎》
 梧桐  どの道変わらんっぽいのでイイや。(何) 2nd、こちらは無し。
 津嶋  やる。剥がしにかかる。宣言。
 GM  んーとな。フラグがあってな。(何)<無効化エフェクトの使用について
 GM  一応シナリオ内でぼろりと喋っておいたはずだが。(何)
 津嶋  それを考えつつなんですがなぁ(ぬー)
 駆穂  昏倒中。
 津嶋  まぁ、宣言ということで。

 GM  ではそちらから。
 津嶋  はい。
 津嶋  「月読剣……“水蛭子”の防御を破る力。」
 津嶋  刀を握り直し。
 津嶋  マイナー抜き。白兵9+《疾風迅雷/音速攻撃/炎神の怒り/業炎/リミットリリース》 フォールンブレード開放。Dロイス《伝承者》使用
 津嶋  侵食率139%
 津嶋  「剣と共に……伝えられた全てで、“斬る”。――船橋の名の下に!」 (20r5+9→102)
 GM  流石にとまらねえええええええええええ
 梧桐  Cr5ってのを差し引いてもスゲェと思うぜ。(何)
 津嶋  ……102!
 津嶋  5ですが(何)
 GM  伝承者どうぞ(何)
 津嶋  とと。 (3D10+102→112)
 津嶋  112で。
 GM  一応避けるね。(何)
 GM  《全知の欠片》+《ゆらめき》+《ニンバス》 (21r7+2→48)
 GM  頑張った!(何)
 GM  ダメージかまん!
 津嶋  (12d10+10→83)
 津嶋  83点装甲有効。
 GM  《ショックアブソーブ》と言ってみるが60点ほど足りないな(何)
 GM  伝えられた技と剣。それが水蛭子の光を易々と切り裂いていく!
 GM  断末魔の声を挙げる口は無し。ただ、大気を震わせて次第に空気へと霧散していく。
 津嶋  「……お休み」 届かない声で、小さく呟いて。
 津嶋  余韻で地を削る。
 GM  戦闘終了。



 GM  誰かかるぼー起こしてやれ。(何)
 GM  もしくはとどめをさす(何) ※19
 津嶋  こらこら。
 梧桐  演出《ヒール》でイイかね。(何)
 GM  よかろう。(何)
 津嶋  亜樹さんに任せます。
 梧桐  おーけぃ。(何)
 GM  ドSの気を流し込む亜樹!
 鳥越  ヒールの前に、何故か鎖で縛り上げる(何)
 梧桐  「――起きろ。終わったが、あまり長くは持たんぞ」
 梧桐  何故分かる。(何)<鎖で
 津嶋  やるのか(何)
 鳥越  長い付き合いだ(何)
 GM  今の一撃の余波で地盤がかなり衝撃を受けたようだ。
 GM  多分崩れる。(何)
 駆穂  「──まだまだだね。自分も」
 津嶋  「……やりすぎました、梧桐さん、久継君、ここ、やばいかも」
 津嶋  「早く出ましょう!」
 駆穂  額より血を流して。やれやれ、と。
 津嶋  床に落とした鞘を拾い上げ、剣を一振り。収め。
 梧桐  「……ああ、お前達は先に行け。私もすぐに行く」
 梧桐  出口を示しつつ。
 駆穂  軽く周囲を見渡して。
 津嶋  「……梧桐さんは、何か?」
 駆穂  「おや。僕も少し用事があったんだがね。梧桐」
 梧桐  「何、感傷というやつだ。……残るなら止めはせんが、あまり時間は無いぞ?」
 駆穂  「まぁね。──と言う訳で、津嶋。先に行け」
 梧桐  「鳥越にも伝えておけ。後で茶と団子を奢ってやる」
 津嶋  「……解りました」
 駆穂  ぽたぽたと血を流しつつ、奥に。
 津嶋  「出口で待ってますからね、早く戻ってくださいよ!」 納得できないながらも、邪魔をしては悪いと思い直し。
 駆穂  「──」 見送り。
 梧桐  「……奴が好むのがよく分かるな。今時、ああまで真っ直ぐだとは」
 津嶋  剣を手に。出口への途中にいるだろう剣士の下へと戻っていく。
 梧桐  やれやれ、と肩を竦め。
 駆穂  「君が言うかい。まったく」 同じく。肩を竦め。
 梧桐  「これでも己の性分は理解しているつもりだがな。――さて」
 梧桐  「ようやく、終わったか」
 駆穂  「そうだね。最後の一つが残っているがね」珍しく苦笑。
 梧桐  「時を経て、戻ったのは二人か。……いや、ある意味四人全員が“在る”のかもしれんが」
 駆穂  「運命の一言で片つけるのは乱暴だと思うがね」
 梧桐  「それでも、運命じみた何かを信じたくなる時もある」
 駆穂  へぇと幾分意表をつかれた様に。
 駆穂  「さて。梧桐文書には書かれていないことだがね。これも。──古の水蛭子の騒動で“彼”が悔いていた事がある」
 梧桐  「ほう」半ばまで燃えたタバコを揉み消し。
 駆穂  「“騒乱にその身を飲まれ水蛭子を復活させようとまで自らを追い詰めたある男を助けられなかった事だ”」
 駆穂  「“その肉親に託されたのにもかかわらずね”」
 梧桐  「――だからこそ」
 梧桐  「主の手を離れた刃は、船橋に渡ったのかもしれん」
 駆穂  やれやれ、と。壁にある何かの欠片を手に取る。
 駆穂  「ああ。結果として時を渡り、事は片付いた」
 梧桐  「――約束は、果たせそうか?」
 駆穂  「だからもう“この者”も恨みと哀しみを断ち切って“眠り”に」
 梧桐  洞窟の崩壊は止まらず。既に、出口らしいものは総て塞がれ。 ※20
 駆穂  洞窟にて浮かび上がる蒼炎。骨の欠片を灼き。
 駆穂  「眠れ。“森厳”」──海神の玉にて“浄化”。
 梧桐  「もう、目覚めることは――無い」右腕に集束する銀鎖。
 駆穂  「──前も言ったように。久継と言うのはどうも些細な約束だけを後生大事に抱えているらしい。梧桐」
 梧桐  「それは得難い資質だよ。友とするには最高だが――当人にとっては不幸でもある」
 駆穂  約束は果たしたと。銀の鎖を持つ女に“影”は告げて。
 梧桐  楽しげに哂う。銀光は更に集束し――螺旋を描く。
 駆穂  やれやれ、と。この度何度目の事か。
 梧桐  「さて。ここまで崩れると少々骨だが…仕方あるまい」
 駆穂  「手伝おうか」
 梧桐  「遠慮する。まだ焼死はしたくないからな」
 梧桐  冗談っぽく笑い、右腕を掲げ。
 駆穂  そうかい、と。螺旋の先。──先を見る。
 GM  視線の先には崩落を始めた天井。
 梧桐  蒼炎の残り火を反射し、銀光が煌めく。
 梧桐  じゃらり、と鎖の伸びる音がして――。

 梧桐  葦日島中央に聳える山の中腹に、内側から何かで抉ったような穴が発見されるのは、また別の話。
 GM  そして集いし宿業は全て昇華され。
 GM  今度こそ、この島に本当の太陽が昇った。
 GM  シーンエンド。


自律判定

 GM  さーいってみよー。(何)
 津嶋  はっはー。139%のロイス4個です!
 梧桐  124でロイスは5つ+Dロイスが1個。ふむん。
 鳥越  131%。ロイスは4つ残り。もう1つは誰に取ろうか…。
 梧桐  皓に[■期待/□不安]でロイスを結んでよろしいです、カー。
 津嶋  はいー。
 津嶋  ……期待?
 GM  「将来はいいドSに」
 梧桐  (ニタァ)
 津嶋  何か怖い……!
 津嶋  此方も亜樹さんにロイス取ろう。■信頼/不安 で。
 駆穂  忘れていた。約束の刀に[■連帯感 □隔意]に取得。水蛭子はそのまま残し。
 駆穂  現在値120.
 鳥越  憧憬/■隔意で、皓にロイスを取得。霧生はまだ残しておくか。
 梧桐  で、124%でロイス6つ。このまま、ごー。 (6D10-124→101)
 梧桐  え、ちょ。(何)
 GM  やっちまったな。(何)
 駆穂  あーあ(何)
 津嶋  え……!
 鳥越  ドSジャームが(何)
 梧桐  ここで事故ると哀しいんで、全放棄して振り足します。(何) (6D10-101→64)
 GM  まあ事故だな(何)
 鳥越  事故だな。
 津嶋  残念……
 GM  お帰り!(何)
 鳥越  ロイス5、2倍振り。 (10D10-131→79)
 鳥越  79%で帰還。
 津嶋  まぁ、当方は倍振りで。 (10D10-139→87)
 駆穂  ロイス5個。侵食値120で。先人の事は気にしないで! (5D10-120→95)
 鳥越  素晴らしいな。
 GM  かるぼーが通常で還ってきた!(何)
 駆穂  ……やばかったな(何)
 津嶋  お帰りなさーい。
 駆穂  気合戦闘してないもん(何)
 GM  まー、何はともあれ。お帰りなさい(何)
 鳥越  ドS島なのにおかえり、皆(何)
 GM  EDなんか希望ありますか。
 GM  なけりゃPC12と34でペアペアでやっちまおうかと思いますが。
 津嶋  真帆さんに怒られに(?) <希望
 津嶋  あ、ペアでもいいですー。
 梧桐  俺はそれで無問題ですわー。
 駆穂  特に無しで。
 鳥越  ではそれで。かるぼーとの会話は次回以降にしよう(何)
 GM  じゃあそのように。
 駆穂  鳥越がフラグ立てるなら出るが(何


Ending01.
Scene Player “正位置の太陽” 津嶋 皓 & “烈火の仮面” 鳥越劉斗 (登場:可)

 GM  ではすったもんだあって。
 GM  泥だらけで何とか洞窟から脱出してきた翌日のこと。
 GM  死んだように眠って翌朝。津嶋皓は、何故か島にある断崖絶壁を素手で登らされていた。(何)
 津嶋  ……。
 鳥越  腕組みをし、それを見守っているだけの鳥越。(何)
 GM  「ほらほらどーしたー、スピード落ちてるわよー」 上から見下ろす真帆。(何)
 津嶋  「……何か、流石、梧桐さんの、お知り合いって、感じ、だよ……!」
 梧桐  ――この島が通称何と呼ばれているのか、忘れたわけではあるまい。(何)
 津嶋  流石に切れ切れに言葉をつむぎつつ。
 津嶋  一瞬休止。上を見て。「……ぅぁー。まだまだあるなぁ、もぅ……」
 GM  登ってこないと会話ができないな。(何)

 津嶋  ――数分後。
 津嶋  何とか登りきり、流石にぐったりと。
 GM  「はいお疲れさんー。お茶ねー」 ペットボトルを放り投げる。
 津嶋  「……っぁー」 ありがとうございます、との返事も出来ず、受け取り。
 津嶋  一気飲み。やっと一息ついて。
 GM  「ま、午前中のシゴキはこれくらいにしましょうか。午後からはまた、ウチの連中と乱稽古だから休んでおくといいわオホホ」(何)
 津嶋  「……ははは……はい」 がくー。とうなだれ、直後、苦笑。
 鳥越  「……楽しいか、皓?」 素朴な疑問を。
 津嶋  「え?」
 津嶋  「楽しい、というのは、何がですか?」
 鳥越  「好き好んで断崖絶壁を登る気が知れん、ということだ」
 津嶋  「いや、好き好んでるわけじゃないですけどね……」 何をどー見てるのかなぁ? と一瞬怪訝に眺めつつ。
 GM  「あら、腕と足腰。それに集中力を養うのにはもってこいなのに」(何)
 津嶋  「待ってくださいよこれって船橋の普通のメニューなんですかホントに!?」 流石に声を荒げ。
 GM  「ううん。そんなわけないじゃない」 にこやかに(何)
 GM  「あっきーに聞いたら『ガケでも登らせておけ』って言ってたから」(何)
 GM  「ん? ガケから突き落とせ、だったかな……」 顎をひねる(何)
 津嶋  「……もう好きにしてください」がくー。
 梧桐  そして、縁側で茶啜りつつその光景を双眼鏡で観察する私。(何)
 GM  「ま、それはいいんだけどさ。皓君、あの剣持って行くつもりはない?」
 津嶋  はー。と、空を仰ぎつつ、その言葉に真帆さんを一瞬振り向いて。
 津嶋  「いえ、それはありません」 はっきりと。
 GM  「そっか。じゃあいいわ」 あっさり引き下がる。
 津嶋  「僕にあの刃は相応しくない。……あれは、あくまで“船橋”のものですから、ね」 笑って。
 GM  「もう役目は終わったみたいだけどね。まあ、いつか誰かが使うかもしれないし。それまでは我が家で預かっておくとしましょうか」
 鳥越  にわか師弟の会話の切れ間に口を挟む。
 津嶋  「そうしてください」
 鳥越  「さて――船橋家をはじめ島民には世話になった。迎えの船も直に来るらしい。礼を言う」
 津嶋  「……あれ、鳥越さん、もう帰るんですか?」
 GM  「あら、もう帰っちゃうの? どうせなら午後の稽古に出てけばいいのにー」 駄々こねる24歳(何)
 鳥越  「予定が詰まっている。残念ながら辞退させて頂こう」
 GM  「残念。フフフ、まあいいわ。今度清十郎の爺さまのところへ押しかけたときにでもウフフ」(何)
 梧桐  双眼鏡下ろして観察中止。(何)
 GM  おまい。(何)
 梧桐  なんか見ちゃイケナイものだと思った。(何)
 鳥越  申し出は丁重に断り、では、と右手を上げて…足を止める。「何だ?」
 GM  「あー、どうせだからお土産もってってくださいな。あっきーの家から山のように貰ったぼた餅が余ってるから」 よっこいせと立ち上がる。
 GM  「戸衛餅っていう血のように真っ赤なぼた餅だけど割と美味しいから」(何) ※21
 津嶋  「……何ですか?」
 鳥越  恩人の申し出を二度も無碍にするのも何だと思い。「では、有り難く頂戴する」
 津嶋  ……美味しいのか(乾笑) <戸衛衆餅
 津嶋  「じゃ、それお土産に買っていこうかな」 含みも何も無く!
 GM  「じゃ、ちょっと先に戻って包んでくるわ。皓君も適当に戻ってきてねー」 チャリに乗って華麗に走り去る真帆(何)

 津嶋  「……そういえば、鳥越さん」
 津嶋  「この間、真帆さん宅で、僕に何か言いたげでしたよね。――何かまた僕、妙なことしましたっけ?」 ふと、思い出したように。
 鳥越  「ああ…」 思い出し。「暫く抱いていた疑問が解決した」
 鳥越  「…16年前に犬を飼っていた」
 鳥越  自転車の残した疾風を前髪に受けつつ、皓に。
 津嶋  「犬?」
 鳥越  「道端で拾った雑種のちび介で、俺の後ろをずっとついてくるような奴だった」
 津嶋  「へぇ。……何かイメージが合うようなそうでないような……」 ぽちへのかわいがり振りを思い出し、笑い。
 鳥越  「ちび介のくせに勇敢で直向きで……今思えば、お前とよく似ていた」 ※22
 鳥越  淡々と述べる言葉は、冗談にも聞こえず。
 津嶋  「僕、その犬と同列ですか」 あははー。と声を上げて笑う。
 鳥越  「不服か?」
 津嶋  「いえ」
 津嶋  「鳥越さんは、その犬、好きでした?」
 津嶋  「好きだというなら、その評価は嬉しいですよ」 立ち上がり。ぐー、と伸びをして。
 鳥越  少し考えて。「……今となってはその問いには答えられん。ちび介を飼って9日後」
 津嶋  ん? と視線を向ける。
 鳥越  振り返り、背を向ける。
 鳥越  「2月16日早朝。俺の部屋の前で“圧死”していた」
 鳥越  「――だから、お前は死ぬな。言いたかったのはそれだけだ」
 鳥越  それだけを淡々と言い、振り返る事なく坂を下った。 ※23
 津嶋  「……16年前の2月16日……」
 津嶋  呟いて。
 津嶋  「……じゃ、きっと、その“子”は」 去る背中に届かない声で。
 津嶋  「鳥越さんを慕ってたんですね、間違いなく」
 津嶋  笑顔で。ただ、その姿を見送った。
 GM  シーンエンド。


Ending02.
Scene Player “A.G.” 梧桐 亜樹 & “牙狼の王” 久継 駆穂 (登場:可)

 GM  ではでは。またまた梧桐家の縁側。
 梧桐  「……うむ」 自分が吹き込んだ、特訓紛いの虐めを見て。満足そうに茶を啜る。(何) ※24
 GM  ちょwwwどこから見てるんwww
 梧桐  だから双眼鏡か望遠鏡持ち出してんすよ庭に。(何)
 駆穂  「──津嶋は大変だな」 しみじみとも聞こえる様な感じで(何)
 梧桐  「この島の子供は、皆ああやって育ったものだがな。特に私の2〜3学年下は」 ずずー。もぐもぐ。(何)
 GM  どうなってんだおまい。(何)
 梧桐  小学校の縦割り活動とかそんな感じで。(何)
 駆穂  塚も元通りに戻して。花も添えた。何れ風化するだろうが。──餞だ。
 駆穂  「──それは君が率先して行なっていたんじゃないのかい」 肩すくめ(何)
 梧桐  「私は入れ知恵をしていただけさ。先頭に立っていたのは真帆だ」 くっくっく。(何)
 駆穂  現在何故か波が荒れて。本島の方からは連絡船が遅れているとの事。──この島の周りでは天候が著しく変わりやすいらしい。
 駆穂  昔の“記述”にもあったが。やれやれ、といった所か。
 駆穂  「同罪だ」 ばっさり言ってのける(何)
 梧桐  「厳しいな。……ああ、だがな」 しかめっ面。(何)
 梧桐  「この島で一番の悪戯好きはな。あそこで今も笑っている」
 駆穂  「“そうらしいね”」
 梧桐  縁側から見える山の中、そこに立つ神社を指差す。
 駆穂  「遊戯とは伝承していく物、か」
 梧桐  「遊びも困ったものだがな。まあ…そのおかげで随分と楽しませてもらったことは、否定しないが」
 駆穂  偽装用のヴァイオリンケースを下ろす。
 駆穂  「この島の人間はパーソナルスペースの感覚が極めて薄い」
 駆穂  「──“彼女”の遊びの影響かもしれないがね」
 梧桐  「……ああ、人には決してそれ以上他者を踏み入らせない領域がある……という話か」 空になった湯飲みに茶を注ぎ。
 駆穂  船着場で待っている時に年上の姉さん達に馴れ馴れしく話しかけられるわ、子供達に遊びに誘われるわで面倒になって梧桐家に戻ってきた。
 梧桐  「馴れ馴れしいのは嫌いか?」 ニィ、と。人の悪い笑みを浮かべ。
 駆穂  というか。梧桐家に行くといった時点で人が避けたように逃げたのは何でだろうか。追求しない方が彼女の為だろう。特に目の前の。
 梧桐  気のせいじゃね?(何)
 駆穂  「そうだね」
 駆穂  「僕のような人物の事を覚えて置かれるのは困る」
 駆穂  淡々と。告げて。農家の人に分けてもらった野菜をいい加減下ろす。
 梧桐  「記憶や記録というのは、嫌でも残ってしまうものだ。それに――」
 梧桐  「現状を考える限り。記録に残るというのも、悪くは無いと思うが」 手には、擦り切れてボロボロになった古書。
 駆穂  「誰かが歩くから“道”──歴史と成る、とね」 ああ。原書か。
 梧桐  「誰かの作った道を歩く気など毛頭無いがね。……さて」
 梧桐  柱時計が、11回の低い唸り声を上げる。
 梧桐  「そろそろ昼の準備をせねばならんな。……問題は、今日はばあやがぎっくり腰で休みだということだが」
 駆穂  「飢えるか。梧桐」
 梧桐  「私も人だよ、久継君」

 鳥越  「――梧桐だけには作らせないほうがいいと思うぞ」
 鳥越  静かに縁側の陰から姿を現す。俄に降り出してきた、雨。
 駆穂  「ああ。鳥越か」
 梧桐  「……まるで鳥越の言葉を肯定しているようだな。何か、私の手料理はそんなに嫌か?」
 駆穂  縁側に野菜と荷物を置いて。
 梧桐  振り出した雨に、不機嫌そうに唸り。
 鳥越  「古今東西“いい女”というのは料理が苦手なものだ――ただの偏見だがね」
 鳥越  それ以上は屋敷の中へと踏み込まず。
 駆穂  「──僕に用かな。鳥越」
 梧桐  「――今はその偏見に騙されておこう」 苦笑い。追い返しもせず、招きもせず。
 鳥越  「蠍座は水難の卦。全く難儀な事だ」 濁る空を見上げ。
 鳥越  「水蛭子の調査は出来ずじまい。察しの通り、久継に一つ問いたい事がある」
 駆穂  「ああ」
 鳥越  「“記憶の継承”」
 鳥越  「久継の場合、それは賢者の石に依るものか?」
 駆穂  「“血”とも関係あるがね。”久継”は代償と引き換えに”死者”を取り込んで来ている」 肯定。
 駆穂  「僕自身も“姉”を喰らって先人の知恵を得た。石だけでもなく血だけでもない。──両方だ」
 駆穂  「“久継は苦継。愛しき者を拠り代として更なる力を喰らい尽くす業深き血。故に捨てられ愛されぬ狗の血脈”」
 駆穂  「これが久継の答えだ。鳥越」
 鳥越  「成程。合点がいった」 淡々と。久継の言葉に込められた想いに、情を寄せる事はなく――その重みは当人のみのもの。
 駆穂  「──一つ言っておこう。鳥越」
 鳥越  小さく首を傾げ、促す。
 駆穂  「“これ”は“呪い”だ。──人が人に設けたモノ。それ故に──」
 駆穂  「“酷似する呪いは存在する”」
 駆穂  「負の感情を糧としてね。“鳥越”」
 駆穂  雨の音に紛れるように。目を島の遠景に。
 鳥越  「……ふっ」 小さく息を吐くように笑う。
 鳥越  「感謝する、孤高の牙狼よ」
 鳥越  「それから、挨拶がまだだったな、梧桐。島では世話になった」
 駆穂  「“僕は僕で終りにする”。鳥越」
 鳥越  「それがいい。永遠など必要ない」
 梧桐  気にするな、とでも言いたげに手を振る。
 駆穂  やれやれと。何か台所から焦がしたような匂いが漂ってくるのは無視する(何)
 鳥越  心残りは無く。来た時と同じように静かに場を去る。
 梧桐  「……」 ふぅ、と溜息。
 梧桐  「これで一巻の終わり。だが、一巻は一巻でしかなく」
 梧桐  「また別の何処かで何かが始まり、終わる。――まあ、結局総ては繰り返すということかもしれんが」
 梧桐  「それはそれで、実に面白いと思わんか」 誰に問いかけるでも、なく。空を見上げて。
 駆穂  「そうだね」
 駆穂  返答の必要ない返事に応え。沈黙する。
 梧桐  返ってくるとは思わなかった答えに、ほんの少しだけ驚いて。
 梧桐  ――ああ、これは荒れるな、と。暗い空を、楽しそうに見た。

 GM  平安の世より続いた物語はこれにて一度閉幕。
 GM  めでたしめでたし哉。


After Play

 GM  ちゅーことでお疲れ様でした(何)
 津嶋  お疲れ様でしたー。
 鳥越  お疲れさまでした
 梧桐  お疲れ様っしたー。
 駆穂  お疲れ様でした。
 梧桐  酷くてごめん。(何)
 GM  時間と元気があればアフターやりますがどうしましょ。
 鳥越  本土に帰れなくなりそう(何)
 駆穂  大丈夫ですが。
 鳥越  両方とも大丈夫です。
 梧桐  問題なっしーん。
 津嶋  んー、3時までなら何とか……!
 GM  んじゃサクっと。

 GM  ■セッションに最後まで参加した
 GM  1てーん。
 駆穂  ありがたく。
 津嶋  受領でーす。
 鳥越  受領。

 GM  ■侵蝕率
 GM  申告。
 津嶋  2倍振り0点す。
 梧桐  全放棄。(´・ω・`)
 鳥越  2倍振りで0点。
 GM  まあ事故だな。(何)
 GM  あの状況なら俺でも通常で行ったかもしれん(何)
 駆穂  95で3点で。
 GM  ではかるぼーに3点。新鮮だな。(何)
 駆穂  まったくだ(何

 GM  ■良いロールプレイ
 GM  自薦他薦。
 梧桐  お三方にそれぞれ。
 鳥越  経験点放棄だけど、特に亜樹ねぇを他薦。
 津嶋  亜樹さん筆頭で全員他薦。面白かったです!
 鳥越  あとは過去と現代を綺麗に結びつけたかるぼーにも。
 鳥越  皓君は、カワイソスさが良かった(何)
 駆穂  亜樹を筆頭に。他薦。
 駆穂  三人を。
 GM  GMとしてもあっきーに挙げたい所(何)
 GM  まあ3人にちぇっくー。
 梧桐  そっすなー。過去の因縁組と現代組、それぞれ面白おかしく楽しめた。(何)
 梧桐  あっきー言うな。(何)
 津嶋  ありがとうございますー。
 鳥越  1点、拝領。

 GM  ■セッション中、他のPLを助けた
 GM  これまた自薦他薦。
 駆穂  こそこそ動いた(何
 津嶋  トリガーの登場に亜樹さんを。あの間はマジに助かりました。
 鳥越  これも亜樹ねぇかな(以下略)。ベースキャンプとか、過去と現代の仲介役を特に果たしていたと。
 鳥越  あとは個人的なフラグ立てに協力してくださった皓君、かるぼーを他薦。
 津嶋  で、情報収集に鳥越さん、戦闘で駆穂君に。それぞれ助かりました。
 駆穂  んー。今回は全員で。皆動いた気もしますので。
 梧桐  繋ぎを上手くやってくれたかるぼーと、戦闘を頑張った皓君&鳥越に。マジ役立たずですまん。(何)
 津嶋  感謝。
 駆穂  御免なさい(何<戦闘
 GM  ではこれも3人に。

 GM  ■会場を手配した、PL達へ連絡を行った
 GM  これまた1点。
 津嶋  受領します。
 GM  ログ編やる人。(何)
 鳥越  1点受領。ログは…すみませんが、辞退で(まだ1.5本)
 梧桐  ゴメンこれ編集しきる自信無い。(何)
 津嶋  すみません、途中壊れているのでログ編は辞退を……。
 GM  ……じゃあ俺がやるか。(何)
 駆穂  ログが無くて(すいませぬ
 GM  んじゃGMがやります。
 鳥越  お願いします(申し訳ない)
 津嶋  よろしくお願いします(礼)

 GM  ■セッションの進行を助けた
 GM  これは全員に。
 津嶋  ありがたく。
 梧桐  さくー。
 GM  話にのってくれてありがとう!(何)
 梧桐  さんくー。(何)
 鳥越  時間取らせて申し訳なく思いつつも1点拝領(ぼく弱い子)
 駆穂  1点受領。

 GM  ■総計
 GM  出してください(何)
 津嶋  5点、かな。
 鳥越  5点。
 駆穂  8点か。珍しい。
 梧桐  0点。(どん)
 GM  ではGMは(5+5+8+0)/2+1=10拝領。

 GM  ■感想
 GM  なんかください(何)
 津嶋  美味しかったです(先ずは)
 梧桐  ドSは何処に居てもドSでした。(何)
 津嶋  フォールンブレイドありがとうございました!(←使いたかったらしい)
 鳥越  元伊通なんでどう動こうかなーと最初は懸念していたのですが、因縁有り無し組で綺麗に話に絡めて良かったかなと想います。
 駆穂  先祖電波受けてました(何)
 GM  というかボス弱かったな。(何)
 鳥越  霧生後援会っぽいのできたしね(何)
 津嶋  結局伊通さんはお名前も出ませんでしたね、そういえば。
 駆穂  数増やせば大丈夫でしたがね。まぁ処理面倒ですし。
 GM  いつ思いついたか忘れたけど、なんか色々考えていたネタを合体させてできた追加シナリオでした。(何)
 梧桐  梧桐文書の著者だと思うよ。(何)<ユル陰陽師
 津嶋  過去因縁といえば、ちとゆらぎで遊びすぎたなー。とこれは反省要素。
 鳥越  梧桐文書の後書きに名前書いたけど、ドSに見つかって破られたんだよ(何)<伊通の名前
 GM  作ってて「ちょ、これDXっていうよりNWとか異能使いじゃね?」と思ったのは秘密(何)
 津嶋  いや、雰囲気良かったですよ。
 鳥越  あのシーンは、ゆらぎんのドS神っぷりと亜樹ねぇのちょっといいところを見るためのシーンだったと個人的には想う(何)
 GM  平安時代のときにPCがちょうど先祖組とそうじゃないのに分かれたんで、現代でもそれを利用して組ませてもらいました。
 梧桐  マジでドS神だったな。(何)
 津嶋  ちょっと時代がかったシナリオは、個人的に好きなんで面白かったです。純粋に。
 GM  いちおー平安は七穂と真樹乃丞が目立ってたんで、今度は逆をメインに据えた感じで。
 津嶋  ふむふむ。
 駆穂  なんてーか。皓との鏡像(対比)を出すの忘れていた(何)
 鳥越  そして。以前からPC的に気になっていたかるぼーと会話が出来たので嬉しかった(何)
 GM  まあそこまでやると盛りだくさん過ぎる気がする(何)<皓との絡みとか
 駆穂  あと電波やりすぎた(本当に(何)
 鳥越  あと、皓君が犬に似てると前々から云いたかった(何)
 津嶋  あはは(汗笑)
 GM  古代種賢者の石だしいいんじゃない。(何)
 梧桐  わぬん。
 梧桐  そういや。
 梧桐  結局誰にもぼた餅食わせてNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!(何)
 GM  今度どっかで使えばいいよ(何)
 津嶋  いや、お土産にもらいました! <牡丹餅
 GM  マホマホはやってて少し楽しかったのでまた出るかもしれん。(何)
 駆穂  再登場か(何
 鳥越  後で食べるよ(何)<紅色ぼた餅
 梧桐  黒巣市に観光に来るまっきー。(何)
 津嶋  確かに駆穂君とはほぼ絡んでませんが、大人組みにカワイガッテもらったのは面白かったです。皓。
 鳥越  真穂真穂本土上陸(何)
 津嶋  真帆さん好いキャラでしたなぁ。
 鳥越  真帆だ(何)
 GM  ちなみに
 GM  まっきーはまさきちな!(何)
 GM  あっきーまっきーまっほー
 梧桐  えwwwちょwww(何)
 GM  ドS三連星
 梧桐  何その地獄トリオ。(何)
 駆穂  普通に大人組の一員にカウントされていたような気もする(何)<かるぼー
 津嶋  まっほーは言いづらい(苦笑)
 鳥越  子供だと思って接してない(何)<かるぼー
 津嶋  いや……当方子どもっぽすぎるんですよね、事実(苦笑)
 GM  まあ、せぱからでは珍しいメンバー完全指定の続き物なので
 GM  色々やらせてもらいましたウハハ(何)
 駆穂  なんてーか。戦闘でやばくなったら。先祖の技(?)を使おうかととか思った(何)
 駆穂  なんだろう。その笑い(何
 梧桐  こう、あれだ。
 梧桐  せぱからだから出来る遊び方だとおもた。(何)
 GM  最初は「シナリオロイスをDロイスにしてフォールンブレイド使わせる」っていうだけのネタだったんすがね。(何)
 GM  ほら、去年の秋にたつきさんに優待券渡したからアレ。(何)
 GM  鳥越とPC12で組んで伝奇モノぽくやるかーと思ってたら
 GM  丁度平安の面子が使えそうだったんで
 津嶋  ああ。
 鳥越  これ以後、ドSに目覚めた少年が一人(何)<フォールンブレイド
 駆穂  結局ドSブレードのままなんだろうか。銘(何
 GM  こりゃ組み合わせちまえ! と(何)
 津嶋  ありがとうございましたー。本当に。 <優待券効果
 鳥越  一石二鳥ですね!
 津嶋  フォールンブレイドは
 鳥越  共演したいPCばかりで、ウハウハ目移りしてしまいました(正直な話)
 GM  霧生はなんとなく鳥越の見せ場を作ろうと思って出しました。(何)
 津嶋  事実一時期皓のDロイスを秘密兵器にしようかと悩んだことがありまして。ここで使えたのは嬉しかったです。 <フォールンブレイド
 鳥越  戸衛集武霊刀じゃないん?<ドSブレード
 GM  んじゃそれで。(何)
 津嶋  決まったか(笑)
 GM  皓が固定して持って帰るとかそういう案もあったが。(何)<ブレイド
 鳥越  正反対な性格だったのがかえって良かった。<霧生
 駆穂  皓がWDか(何
 津嶋  あのまま持って行ったらDWPCになっちゃいましたしね(苦笑) それはしたくなかったのです。
 GM  まあ、復活アイテムは
 GM  WDロイスのための救済策す。(何)
 津嶋  力失って名刀になった。というなら持って行ったやもですが。 <ドSブレイド
 GM  1個こっちで強制的に消しちゃうから、まあ保管するかと(何)
 GM  いや。それでもいいですよ(何)
 津嶋  ……え?
 GM  また抜けなくなったとかでも(何)
 鳥越  鞘で殴る名刀(何)
 GM  そうします?(何)
 駆穂  斬新だな(何)<鞘
 津嶋  ……美味しいと思ってる自分がいる(何)
 GM  なんなら後で荷物が送られてきて
 GM  もしくは「やっほー。来ちゃった、てへ☆」とかで
 GM  まほまほが刀もって来るとかそんなんでもええ。
 梧桐  そうか。渡すために、黒巣市襲来。(何)
 鳥越  あの人ならやりかねん(何)
 津嶋  面白いなそれ!
 鳥越  むしろやってしまえと焚きつけよう。
 GM  こうして無駄な設定がゴロゴロと付いて増える。(何)
 津嶋  乾さんがログ編集ですしの。後日談でつけてくださいましたら持ち物変更しますよ(マジ)
 駆穂  というか。船橋の御大苦労してるだろうな(何)
 GM  んじゃつけときましょうか。(何)
 鳥越  そんなこと言ったら。
 GM  勝手に変な血筋にしてゴメンよ!(何)
 鳥越  根も葉もないことまで付加されて掲載されますよ(何)
 駆穂  ユル陰陽師によって(何)
 津嶋  もちろん戸衛衆武霊刀で固定!
 駆穂  …………
 梧桐  ……ちょ。(何)
 GM  たつきさんが壊れた
 GM  ちょwww救急車www
 鳥越  知らないというのは、時として勇敢にも無謀であるということか(何)<皓君
 津嶋  いやだって。銘が決まったんでしょ?
 駆穂  医者医者ー(鳥越さんが医者です)
 鳥越  ごめん、PLは治せない(何)
 駆穂  銘は決まってなかったはず。固定名称は決まっていたが。
 GM  まあ別にいいすが。(何)
 津嶋  あれそうでしたっけ?
 梧桐  通称ドSブレード、ですにゃー。
 津嶋  ……あ、そか。
 GM  決まってないすよ。(何)
 鳥越  でもまあ、おいしいと思う。
 GM  ジョークで戸衛衆武霊刀とか言ってたけど(何)
 津嶋  月読剣だったけ。
 梧桐  戸衛衆武霊刀はこう、うわなんかすっげえそれっぽい、と言われてた。(何)
 駆穂  大体。
 駆穂  演出からして禍々しいとかいわれてましたしの(何
 GM  まあ。(何)
 GM  本当はトリガーは
 GM  剣取りに来た霧生と激突して刀引き抜くという話だったんすが
 GM  なんか上手く流れなかったのであんな感じに。(何)
 鳥越  おお(そんなのが)
 津嶋  真帆さんが、「これ別名戸衛衆武霊刀って言うのよー」とか言ったら素直に信じます。
 梧桐  衝撃の真実。(何)
 津嶋  ああ、それも美味しかったなぁ。 <霧生激突
 駆穂  設定を語ろうとか思って忘れていた。まぁいいや(何)
 鳥越  緋漣(何)
 GM  まあ結果分割でよかったきもしますな。結構密度高かったし
 鳥越  密度は高かったですな。満足しまくりました。
 津嶋  はい。楽しませていただきました。
 GM  思いつきで作ったシナリオですが、楽しんでもらえたならGM冥利に尽きるってもんすわー。(何)
 津嶋  楽しかったですよ♪
 駆穂  上手く纏まったなーと。
 駆穂  楽しかったです。ありがとうございました。
 梧桐  ですのー。はっちゃけるとこははっちゃけて、纏めるトコはきちんと纏まってた感じ。
 GM  そして経験点出しました(何)
 津嶋  お疲れ様でしたー。
 鳥越  気温差が心地良かった(笑)<はっちゃけ&シリアス
 鳥越  お疲れ様でした。
 GM  ノリ自体は軽めでやるかなーと
 GM  作っててなんかそんな感じに(何)
 津嶋  メリハリがあってよかったです。
 津嶋  ……さて済みませんが、そろそろ明日の予定に響きそうですので、当方はこれにて失礼を。
 鳥越  はい、お疲れ様でした。おやすみなさい。
 GM  うい。では今日はこれにて。
 GM  お疲れ様でしたー。
 津嶋  また機械がありましたら、遊んでください。ではー。
 津嶋  お先ですー。お疲れ様でした。
 駆穂  お疲れ様でした。
そんなわけで。

「抜いたならばその少年こそ刀の持ち主に相応しかろう」という前当主(真帆の父親)の発言と+現当主の「まあいいんじゃない、置いておいても邪魔だし」という発言と、ご意見番である清十郎翁の賛同もあり。
船橋真帆は持っているだけで逮捕されそうな凶悪な刀を携えて黒巣市を訪れたのであったとか何とか。
ちなみに刀は力を使い果たしたか役目を終えたか、またも抜けなくなったのでいまや単なる打撲武器である。

さらについでの話だが。「清十郎爺さまの家は山奥だからヤ」という理由で、真帆は黒巣市の幼馴染の家に転がり込んだらしい。どっとはらい。