エンディング1
シーンプレイヤー:土師 伊通
 
【伊通】 筆を墨を持ち古井戸の傍らに佇み、目を閉じる。
【伊通】 秋風に吹かれ、どのくらいそうしていただろうか。
【伊通】 やがてゆっくりと符に墨を走らせる。
【伊通】 「――徒然なる想いは、其の頃のままに留めておきたいものですのう〜…」
【伊通】 のんびりとした口調でひとりごち、したためた歌を丁寧に折り畳む。
 
【伊通】 『秋惜しむ 文の真白の やがて褪せ 徒然為るは 砌のままに』
 
【伊通】 古い井戸の底に居た、文の“友”へ宛て。
【伊通】 「……さて、ではもう参りますかのう。季節が変わる。私を待つ歌のために」
【伊通】 落ち葉を踏みしめて、ゆるりと歩を。
【伊通】 音は消え、気配も消え。何処かへと歌人は再び旅立った。
【GM】  

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