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◆天識 鼎 (テンシキ カナエ)
外見年齢20代後半。ブラム=ストーカー・バロール・ウロボロス。
【輪廻の獣】【古代種】【転生者】。
「君がどう応えようと君の人生は折れて狂ってしまってるよ」

人の顔は情報屋。一見猫背の冴えない青年。
正体はプランナー以外に存在していた古代のレネゲイドビーイングの一つ。存在意義は『狂わせる事』。これには自身から手を入れる場合も傍観する場合もある。
基本スタンスは人に運命と称して”全く嘘の無い通告”を行う傍観者。小さな鐘を持ち告げるものにその音を聞かせる。運命予告士。
FHにもUGNにもHHにもその言葉を告げる。彼にとっては全て人間だ。愛しい人間。生まれているならば全ては壊れるもの。

プランナーの誘いを受け、一応はゼノスに所属しているが思想が合致する訳でもないので一定距離を置いて活動している。

遠き世界の神とも綽名にあるように”Anothertruth”、幾ばくかを除くとアザートス。原初の混沌。クトゥルフ関連。
存在しているだけで何の意志も意味も無く”全て”を狂わせる存在。ジャーム。
日常も。愛情も。精神も。時間も。夢も。絶望も。希望も。あきらめも。悲劇も。喜劇も。ためらいも。価値観も。神も。世界が。全てが狂う。狂わせる。
こんなにも自分が人間を愛しているのに。触れただけで狂ってしまう。脆くて悲しい。だから言葉をかける。それでも狂ってしまう。悲しい事だ。親切心で言ってるのにねぇ。
そもそも護って何から何を護るんだろうねぇ。ほら。言葉の毒をあげよう。《堕ちる絶望》。
君の全てを知っているよ。僕は。だから《天識》。君の怒りも。悲しみも。喜びも。楽しみも。手折ってあげる。

猫好き。僕っこ。
おおかみさんおおかみさん。あなたはひとりできばをといで ひとりきずついて またかりにでるけれど。だれにもみとめられないけれど。
ほんとうにずっとそれでいいのかな。
―ただ一瞬の躊躇いが《混沌》を倒せなかった唯一にして最大の理由。それは《変化を求める人間》である事。他者にロイスを持っていた事。
現在はコードウェルの来訪時に駆穂によって深手を受けて行方不明に。

鼎は測る道具。天を識り。魂の量を測り。そして棄てるもの。

遥か昔。元々はレネゲイドビーイングの本分により他者に関わって好意的な交流を図る人類愛の持ち主。《オリジン:アニマル》。
ようやく手に入れたと思った仲間を不憫に思い力を与えた人の手によって殺された上に住処まで追い立てられ延々と流浪した挙句に
畏怖とか崇拝とか更には火種となって争いとか起きた事でいい加減人やレネゲイドの可能性とかいう題目に飽き飽きしている人。
その為に策を撒いて自分に関わらないようにした結果が今のありさま。

ちなみに朽月は力(レネゲイド)の存在に気づいてこうした争いの種の大本になった鼎の存在に気づいて始末しようとした人間の一族の末裔。
ひぐ○し風に言うと【ゲームのルールの一端を知った一族】。

【■補足】
ただ何もせずとも傍に居るだけで勝手に周囲の理が狂ってしまうある意味悲劇のもの。永遠不変を望むレネゲイドビーイング。火○の仲間が欲しいとかは良くわかる人。
狂わせる事、というより周囲が狂ってしまう事が彼の能力。能力の自動発動。【輪廻の獣】。どうせ無駄なんだよ、という達観の言葉は彼の根っこに根付いている。
【変化】を齎すもの、とも言えるのだが本人にその気がなくとも人間は精神的に変化を求め、時間経過は生物に肉体的に変化をもたらすからなぁ。
策謀家情報屋というのは人の生き方に干渉する職業故。
◆天城 美鈴 (アマシロ ミスズ)
年齢:22歳 ノイマン・バロール。【特権階級】【指導者】。
カヴァー:オークショニア。ホテル経営者。真政黒羽大学講師。黒巣市UGN支部支部長代理。
「じゃあお願いします」

【■経歴】
UGN黒巣市支部の支部長代理。亜麻色の髪を持つ美女。二丁拳銃を用いた射撃と指揮を得手とする。
中央評議会12人とは異なる13席を所有する特別評議会員。裁定が拮抗した場合の最終決定権を保有する。とはいえ基本的には12席に委任している。悪く言えば下っ端。
また現評議会員のアッシュ・レドリックは彼女の戦術教官。

ランカスターとも繋がりもあった旧家の跡取り娘。古美術鑑定士の家柄。他にも美術には目がない家系。
高校生までは何分、不自由ない生活をしていたが、卒業式前に”夜の魔法使い”と呼ばれるオーヴァードに襲撃されて両親及び家庭教師など家族を惨殺される。
その際に覚醒し、保護されたUGNにてエージェントとなる。2年の研修を経て日本の一都市である黒巣市の支部長代理として着任する。

その後、長瀬の乱やコードウェルの強襲等を退け、日本屈指の戦力を保有し統括地区を広げつつある特別管轄支部の支部長の代理を務めている。
なお表の顔はホテルの支配人から大学の美術講師・オークショニアなど多岐にわたる。これは彼女の付き合いの広さを裏付けている。
支部長は自分の祖母。オーヴァードでもない普通の人間の為に自分が代行していた。逃げていると揶揄されているが、あながち間違いでもないので黙っている。

一応彼女が目指す所は【レネゲイドの治療】。これがあるからUGNチルドレンとかFHとか面倒な話がある訳で。
レネゲイドの有効性を認めつつ、最終的には治療を含めたオーヴァード管理体制を提唱している。
その為に特異能力の持ち主が集う管理都市・黒巣市の支部長を務めている、というのはある。

【■補足】
苦労人。自分で出来るなら人を動かさず自分で動く。他の人がそれで自主的に動くとか思ってたらそうでもない様子。結局自分で片つけてるじゃないのよ。
人に押し付けて時間取らせるなら自分でやった方が早い。一芸特化というより多彩に優れるが突出はしていない。
UGNで特異能力や家柄でエリートとかの支部長がいるが、最初は凡才のお嬢様だった美鈴も典型的なたたき上げの支部長。
理想論だけで動かせないから自分で汚い所を掴む。金とか持ってても使わない人。目の前の権力闘争とかどうでもいいよね。

六会輔とか芹沢玲二とか天凪終とか経歴からしたら立派な支部長クラスがいるんだし、案外どうにかなるよね、ぐらいの心持で黒巣市支部を取り仕切ってるある意味大物。
ちなみに資料室管理に関してはもう放置しているようだ。どうせ自分はノイマンだから一度見たら忘れないし、マギもいるから記憶の共有は出来るから魔窟に入る必要もないよね。

どうでもいいが、男運は非常に悪い。チルドレンたちに付き添われてやった好みのタイプ診断で「外道」と出たぐらい。流石にあやなんも慰めたそうだ。
若い少女や幼女とも言える連中が支部長職として暴れまわっていても「はぁ。そうですね」ぐらいしか言わない。どーせヒロインNPCにならないんだし別にいいよね。


■ギースハルト・フォン・アルトアイゼン 
年齢:不詳 外見年齢は20代後半。ノイマン・オルクスのクロスブリード。
【古代種】
「貴様は人がこの世界に支配出来ないものが存在し、根付いているとしてほおっておける程の弱者か」

【■経歴】
2000年を遥かに超える長い時を生き続けてきたオーヴァード。
古代種。ただし古代種として生まれた訳でなく努力の末、古代種のレネゲイドウィルスを覚醒させている。覚醒は【渇望】。それゆえ”生まれながらの化け物”を嫌悪している。

当時の権力者の生まれ。人間として世界の全てを支配しようとして活動してきたが、ある時「原初の混沌」(輪廻の獣)の存在を知り、『人間』として其れを打破するべく異能者を育成し、
UGNとFHに介入した後にアダムカドモンの支流たる13号機関を設立するなどありとあらゆる方策を取って行動していた。
だから”火鷹”にも各務にも神城にも無論コネクションは存在する。小事を捨て常に先の事を見据えて行動する事で客観的には独善かつ冷酷無比と思える程の苛烈な人格と思われている。
でも性格はどう見てもS。

自分自身に安らぎとか必要無かった為に子供は持たなかったが、賢者の石:朽月と曲りなりとも感応適合した静羽に子供を産ませてE計画の礎とした。ロリコンというより育成計画の域。
どうやっても『人間』では【賢者の石:朽月】の能力を完全に引き出す事が出来ないと考えていたので精神的に化け物を育成しようとする所なんかは特に。
コードウェルの来訪時にその子に討たれた後、全ての責務を彼という名のシステムに遺して逝く。でも英雄の塔から落下した感じだから生きていてもおかしくないよね。ぎーやん。

【■補足】
UGNの自分の目先の事しか護ろうとしない甘っちょろい考え方には意味がない。FHのように自分の欲望だけで動く方がまだ目的を達成する為には効率がいいが具合が悪い。
そういう訳でレネゲイドを取り扱う所、全てに種をまき、【運命をも破壊するような絶対的な力】を求めていた。
自分の護りたいものを護れずに世界が護れるか、とか聞かれた事もあるが、そもそもお前は本当に世界を護ろうと思った事すらあるのか、と切り返して”仲間”を切り捨てた。
弱者は必要ない。

戦いの中で人は競争し、競合し進化するという各務の社長の考え方には至極同感してた。そこには自身の愉しみが無いが。
極端に言うと人間至上主義者。プランナーとか転生するとかの輪廻の獣チックな奴が大嫌い。見下されてる感じがする故に。レネゲイドについても道具に過ぎない。
j彼が作った13号機関は王の為の教育機関。息子の為の養育施設。そこで自分が討たれる事までもある意味計算済み。

【■能力】
槍による白兵戦闘が得手。復讐の領域とかでコンボ弾き返していい気になるのが得意。でもお前復活エフェクトないよな。この構成。
白兵能力及びRC等についてはコードウェルにも匹敵していたとも。白兵40とかこのレベル普通よな。

【■補足2】
がろー伝説ならやっぱりボスはぎーやんだろ、というので作成したキャラ。UGN生まれでボスがいるっていうモチベーションならそれに越したことないし。
■久継 静羽 (クツギ シズハ)
年齢:28歳 
【賢者の石】 【古代種】→ 【生ける伝説】 
「黙ってろ。餓鬼が」

【■経歴】
紛争地域でUGNにて発見された第一世代のオーヴァード。輪廻殺しの蒼焔を天性的に使役できた。
賢者の石:朽月と85%まで適合し、その能力を引き出す事が出来た類稀なる逸材。元・プライメイトオーヴァード候補生。
血縁は不明だが、炎を発現でき賢者の石朽月と適合出来た為に、因習に従いUGNの片隅に転がっていた姓と刀を継いでいる。ちなみにそれまで姓を継いだ奴はいなかった。
コードウェル博士が設立したUGN最初期のメンバー。彼がいなくなってもUGN戦闘部隊ストライクハウンドの一翼を担い、極東支部最強の一端を欲しいままにした。

御堂忍と砂原青良は小学校の時の知り合い。青良と共謀して身体の弱い忍を弄っていたが、それは彼の容態を気になっての話だと推測される。
小学生の時点で一端のUGNエージェントで在った為に案外日常の風景はこれ位しかなかったようだ。というか同級生弄るのが親愛感情とかどんだけ歪んでるんだ。

UGNとしての任務中にファルスハーツエージェント・ギースハルトに敗北。行方不明となる。
これはギースハルトが現時点での計画の遂行に彼女との子が必要と考えた為の襲撃。
その後、2年に渡り姿を消すが、鈴羽を伴って再度UGNエージェントとして活動。数年後、駆穂を取り戻す為に13号機関に突撃。やっぱり娘共々行方不明となる。
それからまた数年間ルポライターやバーテンダーとしてぶらぶらしてたが、伝手を頼っていい加減落ち着いた。
現在は近年ウロボロスに覚醒したイリーガルどもの纏め役である財団法人の代表に。探偵まがいの仕事して暇つぶしてる。

どう考えてもフリーダム過ぎるが、破格の戦闘力をもった結果とも言える。
エージェント時代にUGNにウロボロスの因子を提供し、結果としてミチルなんかの複製体や久遠なんかの劣化能力を生み出している。
ちなみに先代札の”力”でもある虚偽の王も静羽をベースに作り上げたまだ成功した方である実験体。ミチルが肉体的に弱く、虚偽の王が精神的に弱かった。
久遠については双方に足りないところが多く、機械化により不足分を補っていた。
ちなみに久遠の更にコピー体がミチル。だから羽繋がり。

【■補足】
UGN専属で戦闘ばっかりやっていたせいか、どちらかとも言わず日常生活不適合者。おおざっぱ。
ただ料理が得意。ただし余り厳密な計量を必要とするもの(ケーキなど)は不得意。あったもので何とかするタイプ。
より正確に言えば実験体である事と喫煙者の為に若干味覚が鈍く「多分、人から聞いている限りの味になる筈」という推測上で調理過程をこなしている。

超激情家のナイフ使い。何時も持ってるナイフはギースハルトをブッ刺したもの。
賢者の石を自分で抉りだして拒絶反応をも断ち切るある意味異常の塊。アブノーマルすぎる。
身内に被害が出ると即切れる。特に鈴羽には超甘い。かるぼー?どうでもいい。より正確に言えば戦争中に敵との間に産んだ子供である事から接し方がわからない。
沸点の低さは★五つ切れても問題ないならいいが、元最強とも言われるキレっぷり。具体的に言うと80の達成値だろうが受けるし、耐えて反撃するぐらいの異常。

【■補足2】
なんていうか、1児(今や二児)の母に全く見えない人。スタイル良しの若妻未亡人。

【■補足3】
蒼炎という形は別段、血で発現されるものでもなく「賢者の石の力を生命力割り込んで使用する意志能力とウロボロス能力」があれば発現できる。
よって「賢者の石」「ウロボロス」が条件となる。魂をも力に変える能力とされた事から重要視されたが、大基礎はシンプルに「ウロボロス適合者」に過ぎない。
しかしながら、自らの生命活動をも半ば無視して敵対勢力(運命と言う名の困難)に立ち向かう異常な精神力が加味されて「朽月」が形成されている。